「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「勝ち点2を失ったと思ってしまうが、取った勝ち点1を生かせるようにしていきたい」+栃木・田坂和昭監督、寺田紳一、西谷和希、藤原広太朗【栃木SC戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第16節・6月2日(日)16:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,414人
FC町田ゼルビア 2-2 栃木SC
【得点者】町田/26分 井上裕大、72分 土居柊太 栃木/49分 寺田紳一、90+1分 森下怜哉

◼︎相馬直樹監督(町田)
――まずは試合の総括からお願いいたします。
「勝ちがなかなか続いていない状況の中、たくさんの方々にわれわれのサポートに集まっていただきました。まずはありがとうございましたとお伝えさせていただきたいと思います。そういった中で一緒に勝ちを喜べず、どちらかと言うと最後、勝ち点を落としてしまったような結果となり、非常に残念ではあります。ただチームとしてはしっかりとできていたこともたくさんあったので、そのあたりのことも含めて、次につなげられるように、今日の結果は勝ち点1ということになりますが、その勝ち点1を今後につなげていけるようにしたいなと思います。

ゲームのほうですが、多分栃木さんのプランとしては、少し守備的にする中で前半を0で抑えて、後半は選手交代を含めて、少し巻き返すという後半勝負のゲームプランだったのではないかなと、試合のスタートの時から考えていました。そういった中で前半は自分たちが前にしっかりボールを進めながらチャンスを作ることができました。得点は一つでしたが、しっかりとそういう良い時間帯に点を取ることができて、後半に折り返すことができたと思います。

ただ、後半も決して入りが悪かったわけではないと思いますが、立ち上がりの時間帯の中で、5分の間に1点を取られて、そして後半も相手がかなり徹底してきた中で難しい時間帯はあったのですが、そこを粘りながら追加点を奪って、もう一度突き放すことができたので、あとは最後をどう締めるかという段階でした。

そういった中で前節の岐阜戦と同じように、最後にはアディショナルタイム5分という時間がありましたが、その中で追いつかれるという形になってしまいました。その間にはいろいろと痛んだ選手もいる中でメンバーが代わる部分もあったため、戦術的に狙った形にはならなかったことは事実ですが、この前のゲームも同様に、最後の時間帯を2-0で終われず、2-1で最後に点を取られて少し嫌な空気が持ち込まれる形になったことが、この結果に少しつながっているのかもしれません。そのあたりのことは前節も含めてそうですが、私の交代カードの切り方等も含めたベンチワークや、戦い方を整理することも含めて、最後勝ちに持っていくためには、またさらに積まなければいけない部分もあると感じています。

栃木さんとはタフなゲームになることはある程度は分かっていたので、こういうタフなゲームを勝ちに持っていけるように、しっかりとできたことに目を向けて、課題としてはある程度ハッキリした部分もあると思います。そこをできるようにゲームは続いていきますので、しっかりと前を見て、今日は勝ち点2を失ったと思ってしまいますが、取った勝ち点1を生かせるようにしていきたいなと思います」

 

――先ほど課題がハッキリしたとおっしゃっていましたが、課題というのはどんなことでしょうか?
「やはり勝ちに持っていくという意味でゲームをどう締めるか、ということです。だからと言って、これからもゲームは続きますので、あまり戦術的な話はしたくはありませんが、守りに入らずに、それこそ追加点を奪って試合を締めるようなゲームをできたらしていきたいと思っています。

ただそういう中で、この前のゲームでもそうですが、終盤の最後に点を取られているということは、この2試合続いてきていることですし、そこをもう一つ乗り越えるためには、正直一番はメンタルの部分なのかなと思っています。そのあたりのことを含めて、たくましいチームに変わっていかなければいけないと思いますし、そのためには終盤の時間帯を粘り強く戦っていかなければいけないかなと思っています」

 

◼︎田坂和昭(栃木)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「選手たちは最後まで走っていましたし、球際は町田さんも強かったですが、後半はファイトもできました。勝ちたかったですが、毎回リードされる中で追いついたことは選手が成長した証かなと思います。ただ相手のストロングポイントを分かっていてやられていることはまだまだ課題であって、修正しないといけない部分です。町田さんのことは、1週間研究をしてストロングポイントを消そうとトレーニングしてきました。そのためにシステムや立ち位置を変えてスタートしましたし、その中で点を取られてしまったことは反省点ですが、今後チームとして成長することでいろいろなプランを立てていけるんじゃないかと思っています。いずれにせよ、勝ち点1を取れたことは次の試合の励みになります。また次のゲームに向けて準備をしていきたいと思います」

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