「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「勝ち点3をつかむために、ちょっとした勝負のアヤや重要な部分を、もっと突き詰めないといけない」+千葉・江尻篤彦監督、米倉恒貴、下平匠【ジェフユナイテッド千葉戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第30節・9月1日(日)18:00キックオフ
町田市立陸上競技場/4,052人
FC町田ゼルビア 1-1 ジェフユナイテッド千葉
【得点者】町田/34分 ロメロ・フランク 千葉/40分 クレーベ

◼︎相馬直樹監督(町田)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「雨が降る天候の中、ホームゲームに集まっていただいた方々にありがとうございましたとお伝えしたいと思います。選手たちが総じて蒸し暑い中でも最後まで勝利を目指して戦ったことには感謝していますし、残念ながら勝ち点3に届かなかったことを残念に思っています。

前節の岡山戦に勝ち切れたこともいい方向に作用したのか、立ち上がりからわれわれのイメージどおりの攻撃のやり方でボックス内に入れましたし、いい形でフィニッシュに持ち込むことができました。その中で1点をもぎ取ることができた中で、もう一つ、二つ点を取れるチャンスがある中で取り切れませんでした。気象条件が無風で蒸し風呂のようなコンディションでもあったので、正直、その時間帯に点を取り切りたかったですし、自分たちの時間帯でもありましたから、取り切らないといけなかったかなと思っています。

 

前半に1点を取ってから、安心感というわけではないでしょうけど、少しずつ足が止まってきた中で、相手の少ないフィニッシュの形から点を取られてしまったことは、人数がそろっていたことも含めて、もったいなかったなと思っています。勝ち点3をつかむために、ちょっとした勝負のアヤや重要な部分を、もっと突き詰めないといけないことがあるなと感じました。

後半は千葉さんもロングボールを使ってくる中で、お互いに間延びした展開になったゲームでした。その中で前半が終わってからも選手たちに話をしましたが、もう少ししっかりとマイボールにして運ぶ、背後を取りに行く部分は取りに行く、ただボールを運ぶ場面は運ぶことをやっていかないと、相手が次第に前に出て行く形に慣れて、逆にカウンターが増えているよ、という話をして選手たちを送り出しました。後半もそういった展開は時間帯によって多々あったと思います。

 

もっと勇気を持って、ボールを動かす時は動かす、それができればもう少しゴールに近づくことはできたんじゃないかなと思います。ただつなぐだけではなく、背後を突く形を今後も突き詰めないといけないなと感じています。

最初に申しましたとおり、選手たちが出し切る部分はやってくれましたし、次のゲームはアウェイゲームになりますが、それを勝ち点3につなげられようにしたいと思います」

 

――61分に林陵平選手を投入しましたが、彼自身に期待したことと、林選手が入ることでチームにどんな化学反応が生まれるとイメージされていましたか?
「本当は後半の頭からボールをつないで、もう少しボールを動かしてという話をしていましたが、なかなか少し思ったようにいかない中で前に長いボールを入れるのであれば、大きな選手がいたほうが相手も下がるということを期待していました。そして彼はフィニッシュワークの部分で長けたものを持っていると思いますし、実際に(平戸)太貴のクロスを決め切る力もあります。一発やワンプレーでゴールに結びつけることを期待して林を起用しました」

 

◼︎江尻篤彦監督(千葉)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「たくさんのサポーターの方々に来ていただいた中で勝ち点3を取れずに残念です。相手に25分ぐらい押し込まれていた中、自分たちで状況を変えないといけないなという思いです。得点シーンもそうですし、何回か攻撃で準備をしてきたことができた部分もあったので、それが結果につながって良かったです。それはポジティブな要素かなと思っています。それを今後は勝ち点3につなげていきたいです」

 

――勝ち点1という結果をどう捉えているか
「4つ負けている中で勝ち点1を取れたことをポジティブに捉えています」

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