「ゼルビアTimes」郡司聡

相馬直樹監督「お互いに言えることだが、実際に取るべき場面できちんと点を取れれば、という試合だった」+琉球・樋口靖洋監督、小野伸二、上里一将【FC琉球戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第34節・9月29日(日)16:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,848人
FC町田ゼルビア 0-0 FC琉球

◼︎相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をよろしくお願いいたします。
「ホームでなかなか勝てていない中で、勝利を期待して集まってくださった方にありがとうございましたとお伝えさせていただきます。もう本当に選手たちとホームでなんとか勝ちたいと思っていますが、また今日もドローという形になってしまいました。非常に結果に関しては申し訳ないという思いもあります。ただ選手たちが全力を出してくれたと思っていますので、今後も応援していただけたらと思っています。

なお、ゲームについては、ちょっとイメージとは違う展開だったかなと思っています。お互いにそういう話になると思いますが、実際に取るべき場面できちんと点を取れれば、という試合でしたし、われわれのほうがチャンスは多かったかなと思っています。

ボックスの中に入って行くこと、前に出て行くこと、その中でフィニッシュまでたどり着くこともできていましたし、特に立ち上がりを含めて決めるべき時、そしてシュートを打つべき時にシュートを打てず、決め切れなかったことが最終的に大きくなってしまったなと感じています。

 

ただ今日のゲームにおいて、全体的にはファーストボールのところでなかなか思うように勝てなかったですし、それに付随しますが、それほどセカンドボールを回収できませんでした。そのあたりのことは、われわれとすれば、もう一度見直さなければいけないことだと思っていますし、修正が少し必要だと感じています。

前節の横浜FC戦は、ボックスの中に入って行く数は少なかったのですが、今節はボックスの中に入っていくことに関しては、兆しが見える内容があったと思います。あとはより点を取り切る、そういうことをやっていけたらと思います」

 

ーーハーフタイムで負傷交代したロメロ・フランク選手の状態を分かる範囲で教えてください。
「後半はプレーさせるのを止めようという状態ではありました」

 

ーー後半のスタートから選手交代で森村選手を選択した意図と狙いを教えてください。
「もともと長くあのポジション(ボランチ)で森村にはやってもらっていますし、(平戸)太貴をボランチのポジションに落とすという選択もなくはなかったのですが、やはりセカンドボールを拾えていないことが多々あったということと、もう一つは太貴を前に置いておくほうが、ゴールにつながるプレーは多く出るかなという判断をしました。ボランチをやることは森村にとってストレスはないだろうと思い、やってもらうことにしました」

 

◼︎樋口靖洋監督(琉球)
――まずは試合の総括をお願いいたします。
「これで3試合連続引き分けということで、勝ち点1を積み重ねることはできましたが、勝ち切れない試合でした。町田さんのやり方はこれまでと変わらず、前への推進力を生かすサッカーをしてきました。それを受けずにボールを展開するプレーをできるか。そのせめぎ合いになりました。予想どおりの展開になってセカンドボールを拾える時間帯はこちらが攻めることができましたし、足が止まった時間帯は相手にチャンスを作られて、相手のペースになりました。そういった展開が90分続く試合になりました。

後半に相手の足が止まってきた時間帯があって、その中で選手交代を生かしながら、パワーアップさせましたが、残念ながら点を取れませんでした。ただわれわれとすれば、久しぶりに失点をしなかった試合だったことは評価したいです。

 

町田さんのようになかなか自分たちのサッカーをさせてもらえないチームに対して、タフなゲームを戦い、勝ち点を取ったことを評価して、残りの8試合につなげていかないと思っています。アウェイで勝てていないことも含めて、次の試合でなんとか勝ち点3を取りたいと思います」

(残り 1934文字/全文: 3561文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ