「ゼルビアTimes」郡司聡

大木武監督(現・熊本監督)/賛否両論が議論されるチームスタイル。哲学ゆえの危うさにどう向き合うか【勝手にJ2監督列伝②/コラム】

昨季まで町田の指揮官を務めた相馬直樹監督率いるチームは、その特徴的な戦術をベースに2016年のJ2復帰以降、4シーズンにわたって残留を果たしてきた。それだけ町田は敵将が敷くゲームプランと対峙してきたわけだが、ゼルビアTimesでは過去の相手の戦い方を振り返ることで“対戦相手から見た”「勝手にJ2監督列伝」という特集を組んでみた。つぶさに1シーズン、チームビルディングを定点観測できるわけではない。そのため、あくまでもピッチ上の事象に限られるが、指揮官の実像を少しでも浮き彫りにできれば幸いである。第2回はかつてヴァンフォーレ甲府をJ1昇格に導き、今季はJ3・ロアッソ熊本の指揮官に就任した大木武監督にフォーカスする。

見る者を魅了する“大木スタイル”は岐阜にサッカーを根付かせる大きな原動力となった

 

▼前指揮官との“親和性”は?

賛否両論、分かれる監督だろう。

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