「ゼルビアTimes」郡司聡

【再録】浦和の新チームコンセプト=相馬ゼルビア!?【編集長の取材ノートから/コラム】

チームの活動再開後、初の対外試合となるトレーニングマッチが、13日に埼玉スタジアム2002で浦和レッズと実施されることになった。その浦和戦を控えて、【編集長の取材ノートから】を再録。これを読めば、“大槻レッズ”の攻略法が見えてくる?

ゼルビアTimesの編集長・郡司聡は、FC町田ゼルビアの取材を軸に、浦和レッズなども定点観測しており、ネタを足で稼ぐために、週末は試合取材に出かけることが多いです。その中で記事化できるものもそうでないものもありますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で緊急事態宣言が出される中、じっとしているのももったいないため、封印中のものも記事化していこうと思います。題して【編集長の取材ノートから】。今回は浦和レッズの2020シーズン新強化体制記者会見で感じた「ひょっとして…」をまとめました。ちょっとした暴論かもしれませんが、少々お付き合いください。

▼「攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレーをすること」

 

昨季の浦和レッズは、J1リーグ14位で残留を果たし、AFCチャンピオンズリーグでは決勝まで進出。しかし3度目となるアジア制覇をサウジアラビアのアル・ヒラルに譲る形となった。こうした昨季の不調を鑑み、クラブはこれまでの強化体制を一新。再出発を図ることを決めた。

そこで昨年12月、浦和市内のホテルでクラブは新強化体制での所信表明となる記者会見を開き、戸苅淳フットボール本部本部長、土田尚史スポーツダイレクター(SD)、西野努テクニカルダイレクター(TD)が立花洋一代表取締役社長とともに登壇。会見が粛々と進む中で、土田SDのある言葉に、パソコンのキーボードを叩く手が一瞬止まることとなった。それは今後クラブが一貫したチームコンセプトの下、チーム強化を進める話に及んだ時のことだ。

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