「ゼルビアTimes」郡司聡

復調の最終盤戦。ラスト5が示した“積み重ねの成果”、そして新シーズンへ【短期集中連載/シーズンレビュー2020④】

6シーズンに及んだ相馬直樹体制にピリオドが打たれ、新たに発足したランコ・ポポヴィッチ体制。しかし、期待に満ちた新シーズンはコロナ禍により、激動のシーズンへと変わった。結果は19位。長期政権からの転換という難しさに直面した2020年だったと言えるだろう。6度の5連戦が組み込まれるなど、イレギュラーな日程消化となった新体制1年目。チームのバイオリズムが安定しなかった3カ年計画の初年度を4回シリーズで振り返る。

早期復帰に尽力してくれたドクターと喜びを共有する安藤瑞季

▼安藤瑞季の早期復帰というサプライズ

12月最初のゲームとなった敵地でのモンテディオ山形戦。先発メンバー表に、安藤瑞季の名前を発見した時、驚きを隠せなかったサポーターは一人や二人ではないだろう。11月1日の愛媛FC戦で左足関節靱帯を損傷し、診断結果は約6週間。負傷した試合からちょうど1カ月後の復帰は、早期の電撃復帰だった。

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