「ゼルビアTimes」郡司聡

難解なパズルだった“過去の自分たち超え”。相手にコントロールされていたチームの選択肢とは【ブラウブリッツ秋田戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第18節
6月13日(日)15:00キックオフ
町田GIONスタジアム/2,164人
FC町田ゼルビア 0−2 ブラウブリッツ秋田
【得点者】秋田/51分 加賀健一、65分 鈴木準弥

▼いつか見た光景

アウェイのブラウブリッツ秋田にとって、2−0での勝利を告げるホイッスルが鳴り響くと、テクニカルエリアの吉田謙監督は直線的に両腕を上げてガッツポーズを作っていた。託していたミッションを忠実に実践した選手たちの存在なくして、秋田の勝利はなかったが、敵将にとっても、“監督冥利”に尽きる勝利だったに違いない。それほど、試合は終始、相手の土俵で展開されていた。

戦前、ランコ・ポポヴィッチ監督は、こう言って危惧していた。

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