老獪な智将が捕らえていた勝ち筋。敗因の論点は「終盤の瓦解」や「クロージングの失敗」ではない【ギラヴァンツ北九州戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第26節
8月22日(日)19:00キックオフ
ミクニワールドスタジアム北九州/3,018人
ギラヴァンツ北九州 2−1 FC町田ゼルビア
【得点者】北九州/81分 富山貴光、85分 前川大河 町田/47分 ドゥドゥ
▼遅攻でも速攻でも崩せそうな予兆
大団円の逆転勝利に沸き返ったミクニワールドスタジアム北九州。まだその興奮の余韻が残る頃、会見場に姿を現した小林伸二監督の顔を画面越しに確認すると、まさに“してやったりの勝利”だったのだろう。時折ニンマリとした表情が、自然とこぼれ落ち、さすがの敵将も喜びを隠せない様子だった。
1点をリードして終盤を迎えた町田にとって、81分と85分の連続失点は、悪夢以外の何物でもなかった。それでも、この日の敗因は“終盤の瓦解”に集約されるのだろうか。
(残り 6021文字/全文: 6364文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ