結末は「勝ち点2を失った」ドローゲーム。勝ち切れなかった原因に向き合う選手たち【ロアッソ熊本戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第21節
6月12日(日)14:00キックオフ
町田GIONスタジアム/2,605人
FC町田ゼルビア 1-1 ロアッソ熊本
【得点者】町田/36分 長谷川アーリアジャスール 熊本/84分 土信田悠生
▼[4−2−3−1]採用の思惑
90+6分、翁長聖からのクロスに深津康太が頭で合わせたヘディングシュートがゴールの左へ外れると、「天空の城 野津田」のスタンドから大きなタメ息が漏れた。結果は1ー1のドロー。84分まで1点をリードしていただけに、配色ムードの色濃いドローゲームとなった。
試合の立ち上がりは上々だった。開始1分も経たずに太田修介が右サイドの深い位置で起点を作ると、太田からのマイナスのクロスに長谷川アーリアジャスールが右足でフィニッシュ。惜しくもゴールの枠を外れたが、開始直後にいきなり決定機を作った。
直後の5分にも右サイドでのコンビネーションプレーから平戸太貴が右足を振り抜くと、「わざわざ難しい状況にしてしまった」相手守護神の佐藤優也がファインセーブ。ここ最近の試合では鳴りを潜めていたコンビネーションプレーからの決定機創出は上々の立ち上がりとなった証だ。
ロアッソ熊本戦に向けての実戦練習は基本的に[4−2−3−1]の布陣が採用された。戦前、ランコ・ポポヴィッチ監督はその意図をこう話していた。
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