【サッカー人気3位】Jリーグ再開の新プラン。当面、東西に分…

松本雷鳥通信

【雷鳥報道・マツモト】続・オーバーエイジの挑戦 -日本スポーツマスターズ兵庫大会振り返り(前編)-

以前の記事で紹介したセレソン長野が、準優勝という結果を残した日本スポーツマスターズ秋田大会から1年後、チームの立ち上げ目標でもある『全国優勝』を目指して兵庫大会に挑んだ。昨年9月に行われた大会直後の新聞報道で、その結果だけはご存じの方も多いだろう。

日本スポーツマスターズ兵庫大会後に、記念撮影

今日現在、日陰の根雪が溶けきらぬ信州では各種公式試合は当分先だが、太平洋側の温暖な地域では正月明けから天皇杯の県大会予選やカップ戦など公式戦が開催されており、2月に入って2018年マスターズの地区予選会も行われ、19日には早くも関東地区代表が決定するなど既に本選に向けて18年シーズンは始まっている。そこで、今回は昨年の兵庫大会の振り返りと、今年の札幌大会について紹介したい。

企業、個人スポンサーのバックアップも受け、セレソン長野は北信越予選を連覇し、兵庫大会の切符を得た。平林代表に、組織体制や方針など、昨年までとはやり方を変えた事や、向上した点を訊いた。
「5人の選手が初めてセレソンに加わりました。また、以前は長野県サッカー協会理事に監督をお願いしていましたが、今回は土橋監督兼キャプテンに指揮を一本化しました。
土橋監督は、やることをシンプルに、選手にわかりやすく伝える、瞬時に判断し指示対応する能力が非常に高いと感じます」
大会経験値の高い選手に、新戦力を加えて練習やTMをこなし、本選直前に最終メンバーが確定。迎えた本選では、大会期間中に兵庫県を台風18号直撃の予報。多少の雨風では中止にならないサッカーだが、大会前日に急遽日程変更が発表された。
当初は、1次ラウンドで総当たりのリーグ戦を行い、9月16、17、18日に1試合づつ消化する予定が、Jリーグでも3試合が中止延期となった17日は試合開催なし、他の日にダブルヘッダーという強行日程になった。
セレソンは「途中、リラックス出来て良かったと思います」(平林代表)と、変更を苦にしなかったし、変更を有効活用したチームもある。千葉OVER35選抜の浮田監督(現、千葉県1部・市川SC監督)によると、「今大会は台風の影響で初日2試合となりましたが、そこを乗り切れたことが大きかった。空き日となった2日目に、近くの公園で出場機会の少ない選手中心にトレーニングできたことで最終日(準決勝、決勝)を戦いきれる準備ができた」
逆に、連覇中で優勝候補筆頭の兵庫選抜は1次ラウンドで敗退する。兵庫県は避難勧告が出た地域もあり、地元で生活している選手には少なからず影響があっただろう。

1次ラウンドで、セレソンは久枝フットボールクラブ(愛媛代表)、埼玉選抜OVER35、鹿児島県O-35選抜とグループリーグを戦った。初戦は監督兼キャプテンの2ゴールも出て勝利、2戦目も前半2点を上げ優位のまま3-1で勝利、この時点で3戦目を引き分け以上でグループリーグ首位が決まる。常連強豪の鹿児島選抜に先制されるも、同点に追いつき、決勝ラウンドに進んだ。

試合開始前のピッチ内練習光景

決勝ラウンドは準決勝に羅針盤倶楽部NAGOYA(愛知代表)と対戦。前半は互いに様子を伺いつつセレソンがやや優位で経過。後半早々、ファウルで得たFKからセットプレーで先制。33度近くまで上がった気温に、羅針盤の足も止まり押し込む機会が増えて追加点。そのまま2-0で逃げ切って決勝進出を決めた。
決勝戦の対戦相手は、1次ラウンドで兵庫選抜を破った広島サーティーズが予想されていたが、千葉OVER35選抜が後半ATで逆転に成功し、決勝進出していた。選抜チームについて、浮田監督に尋ねた。

――結成の経緯と、監督、コーチ、選手の選抜方法は?
「結成は関東予選の1週間前です。今年から予選会をやるということで急遽2月にチームを結成しました。
社会人連盟の役員でチームスタッフを決め、選抜は社会人連盟でどうするかを話し合い、県1部リーグから35歳以上の選手をリストアップしました。県1部のチームに選手を出してほしいと依頼して、足りないところはシニアリーグから声をかけてもらいました。
予選会前に1回だけ選手を招集しトレーニングとTMを行い、ある程度のベースは作りました。
社会人連盟の役員にシニアリーグのチームの代表者が1人いまして、その方は2014年のマスターズ出場の『オール千葉35』にコーチという形で入っていました。
私は連盟から監督の依頼を受け、引き受けました。(14年の時も依頼はありましたが、12、13年に国体の監督も務めたことから、少し選抜チームの指導からは離れたいと思い、その時は断りました)
関東予選会では選手がほとんど顔見知りだったので、それなりにチームの形になり、関東代表になれましたが、全国大会で勝ち抜くには厳しいと感じ、県2部リーグや3部の選手にも声をかけ代表メンバーを決めました」(浮田監督)

「秋田大会までは関東代表は都県輪番制」とのことで『強さとは無関係に代表資格が無い』事情により、2015年と16年は千葉県代表は全国大会に出場せず。17年も事実上の初参加チーム。その為、地域予選があり連続出場している他チームには想定外、マーク外だったろう。事実、平林代表も千葉選抜について、事前情報は「全く有りませんでした」と答えている。
ただし千葉選抜の選手構成を知ると、レベルの高さは想像可能だろう。(後編に続く
(取材・文/すぎほし りょう 取材協力/むー(千葉県1部・市川SCサポーター) 写真提供/セレソン長野(フェイスブック:https://ja-jp.facebook.com/Selecao.NAGNO/))

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