【サッカー人気4位】リーグ戦、再開決定。リカルドロドリゲス…

松本雷鳥通信

【雷鳥報道・マツモト】続・オーバーエイジの挑戦 -日本スポーツマスターズ兵庫大会振り返り(後編)-

決勝戦会場の三木総合防災公園陸上競技場

前編から続く)千葉OVER35選抜の選手構成は「県1~3部の現役選手が18人、シニアリーグ選手が2人。年齢構成は35~40歳、43歳GKも1名」(浮田監督)とのことで、高校選手権で市立船橋が6年間に3回優勝した頃の世代が該当する。

また、地域リーグに参加できるクラブ数は北信越16、関東20だが、関東8都県内の登録チーム数は北信越の4倍以上(JFA公開情報の2016年度)。都県リーグから関東への昇格は非常に狭き門であり、県リーグ所属でも実力は地域リーグ級のチームも多い。

――選手の練習頻度はどのくらいですか?

「選抜チームとしてセレクションを兼ねたトレーニングとTMを6~8月に月2回程度行いました」(浮田監督)

これとは別に所属チームのリーグ戦や練習が加わって、初出場ながら4日間で5試合の日程に耐える力があった。

決勝戦前半、シュートがバーに阻まれるなど、セレソンの攻めが決まらないうちに、自陣でのこぼれ球をカウンター気味に前線へ配球した千葉選抜がワンチャンスをものにする。ちなみに、千葉選抜の背番号10は、あの特別な試合で相手チームのキャプテンマークを着けていた選手で、JFL時代を知る山雅サポーターなら覚えている人もいるだろう。決勝ゴールの起点となったパス出しは7年前を彷彿とさせるものだった。

後半、セレソンは遅攻とショートカウンターで点を獲りに行くも、ゴール前に入れられたクロスに伸ばした脚はあとスパイク一足分届かず。千葉選抜が守りきって0-1で試合終了、セレソンは3回連続の準優勝となった。

『3度目の正直』は為らなかったが、大会の公式記録によると、16日の試合中は雨天で気温20~22度。台風一過で晴れた18日の試合は気温26~33度の中で行われており、18日に1試合多くこなしたセレソンのほうが条件が厳しかった。そして、チームの主力が毎年歳を重ねていく中でも好成績を維持していることは評価されて良いと思う。

――大会について感想と評価は。

「チーム全員が最後まで諦めず闘い抜いたと思います。昨年よりチームは成長していると感じます。千葉選抜はとてもフィジカルが強い選手が多い。一瞬の隙を見逃さない、たいへん強いチームだと思う」(平林代表)

「トレーナーと連絡を密に取り、選手のコンディション管理ができたこと、団長や主務等が決起集会の手配、選手らの栄養補給のための軽食やリカバリー用のサプリの準備等徹底してくれて、選手以上にスタッフのチームワークがよかった。1次ラウンドの3試合と準決勝まではロングボールを多用しパワフルなチームとの対戦で、自分が考える戦い方で勝算はあると思っていたのですが、決勝戦は違ったタイプのチームで一番やり辛かった。決勝が50分ゲームで助かった。選手らが最後まで気をふりしぼって戦い抜いたことに感謝しています」(浮田監督)

兵庫大会後まもなく、次大会に向けた新メンバーを加えてのTMをこなしてから、年末年始にかけてシーズンオフとなった。その間にも、セレソンの選手が指導し監督を務める上田西高校が、高校選手権で県勢初の3位になったのは記憶に新しい。また、キャプテン兼監督がGMとして率いるボアルース長野は北信越大会で優勝し、来る3月の全日本フットサル選手権に出場する。運営側、指導者として結果を出しつつ、競技者として『4度目の正直』を目指す。まずは、北信越予選を突破したい。

新メンバーを加え、札幌大会に向けて始動

一方、先週にマスターズ関東代表選考会が行われ、浮田監督が続投する千葉OVER35選抜と神奈川県選抜、第3代表決定戦で勝利した東京都代表のエリースFC・DX(関東リーグ所属エリースFCのシニアチーム)が本選への出場権を得た。昨年セレソンが一次ラウンド同組だった埼玉県代表が敗れており、出場枠が1つ増えたにも関わらず本選出場を逃した事実に、関東を勝ち抜くシビアさが伝わってくる。

殆どの地区代表が選手移動に航空機必須となる札幌大会は、兵庫大会以上に遠征に要する時間と費用負担で難度が増す。ちなみに、兵庫大会では『千葉県サッカー協会』がチャーターした貸切バスを見かけた。「ホテル代以外(の経費)は全て協会持ち」(浮田監督)とのことで、組織的にも資金的にも充実したチームが優位に立ち、優勝に近いのは間違いなく、セレソンも、企業や個人スポンサーの厚意に支えられて成績を残せている。

セレソン長野の練習着デザイン。前面に加え、背中にも企業スポンサーが加わった

「来期も土橋監督が継続してセレソンの指揮をとります。目標は全国大会優勝です。応援、宜しくお願いいたします」(平林代表)

2月24日の喫茶山雅1周年記念イベントに参加される方は、是非、セレソンメンバーにも激励をよろしくお願いします。

(取材・文/すぎほし りょう 取材協力/むー(千葉県1部・市川SCサポーター) 写真提供/セレソン長野(フェイスブック:https://ja-jp.facebook.com/Selecao.NAGNO/))

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