【サッカー人気3位】得意な展開の違う強敵との対戦 ゲームの…

松本雷鳥通信

【雷鳥報道・マツモト】シニアの県頂点を決するカップ戦

日本サッカー協会によるチーム登録区分には、第1種(社会人、大学)、第2~4種(育成年代)、女子の他に、シニア(40歳以上)の種別がある。体力的に1種現役選手並みには動けないシニアでも引き続きサッカー競技ができ、公式のリーグ戦や全国規模のカップ戦もある。
今年は新型コロナ禍で、カップ戦の北信越大会や全国大会は開催中止となったが、県内での予選リーグは8月下旬から行われ、予選を勝ち抜いた2チームが県大会決勝を戦う。例年ならサンプロアルウィンを会場に一般観客も入れての試合であることも、出場選手のモチベーションになっている大会だ(今年は出場選手の家族や知人、大会関係者のみが観戦)。

北信越O-35カップサッカー大会 長野県大会決勝戦(25分ハーフ)
北信越O-55カップサッカー大会 長野県大会決勝戦(20分ハーフ)
北信越O-45カップサッカー大会 長野県大会決勝戦(25分ハーフ)
9月13日(日) 於:サンプロアルウィン(セントラル開催)

●FCドラーゴ 0-1 アルフット安曇野シニア35 (10:30KO)
県のシニアリーグ戦はO40、O50、O60の年齢区分で行われているが、カップ戦はリーグ戦と異なる年齢区分のため、スペシャルチームが組まれることもある。
アルフットO35は、1種県2部クラブで現役のO35選手や、中止になったマスターズ出場選手が加わっていた。
前半、秋雨が降る中、ドラーゴが前線の運動量を生かして押し込み気味に試合を進める。サイドからのドリブル突破に対しアルフットの守備がアフター気味に接触、ドラーゴがFKを得る機会が多いが、アルフットはGKを中心に守り切る。

ドラーゴ(白)FKのこぼれ球をアルフット(緑)がカウンターに持ち込む

アルフットはCKやFKのクリアからカウンターに転じるがドラーゴの帰陣も早く、守備ブロック外からのシュートやCKは枠外で終わり、両チーム無得点で前半終了。
HTにドラーゴが1枚、アルフットは7枚替えで勝負に出る。
後半、フレッシュな選手が多いアルフットが攻撃回数を増やす。ボランチを起点にFWやSHがシュートまで持ち込むが、ドラーゴGKの好守備もありゴールは割れない。
一方、ドラーゴは後半5分にSHを交代し、相手陣内でFKやCKを得るが、前半同様にアルフットのセットプレー守備も破綻無く、攻めあぐねる。

ドラーゴのCKは、アルフットGKが弾く

ドラーゴ陣内でアルフットの攻撃が続いたあとの後半12分、一端ドラーゴの攻撃になった所をアルフットが奪い返し前線に展開、右サイドからのパスを受けたアルフットFWがシュートし待望の先制点。

アルフット9番が体勢を崩しながらもGK横を抜くシュートでゴール

両チーム前線の選手を交代、ドラーゴは攻撃を強め、アルフットは前線からの守備を固める。試合残り10分間は双方がシュートを打つ前に球を相手に奪われる展開が多くなる。AT3分、CKに合わせたドラーゴのシュートは枠外に終わり笛が鳴る。アルフットが0-1で逃げ切った。

賞状と賞品のボールと一緒に記念撮影

試合終了後、表彰式となり、優勝チームには賞状と優勝賞品としてボール2個が贈られた。準優勝チームには賞状とボール1個が贈られた。

●FCリョウ 3-1 アルフット安曇野シニア55(12:30KO)
O55の試合時間は前後半各20分と短いためか、終始年齢を感じさせない全力プレーが見られた。
前半、県O55カップ2連覇中のFCリョウが、サイド突破やバイタルへ積極的に仕掛け攻勢を強める。8分にPA内で倒されPK。奥側のポストに当てるシュートで先制点。
その後も積極的にシュートを打ち、セットプレーの機会を増やす。16分のCKでヘッドを決め追加点。

白のリョウ27番がGKとの競り合いを制し、2-0とする

アルフットは治療で一時10人になるなど我慢の時間が続く。前半終了間際からATにかけてはシュートチャンスやFKを得るが、決めきれず無得点で折り返す。
シニアカテゴリーのレギュレーションは交代要員の数が多く、再交代(一度ピッチから退いた競技者も再び出場でき、何回でも交代可能)適用。それを最大限に利用し、HTでリョウが6枚替えに対し、アルフットは9枚替えで試合を動かす。後半2分のシュートや3分のオフサイドなど相手陣内での攻撃機会が増える。後半6分にはPA内でファウルを誘い、PKで1点返す。

緑のアルフットがPKをゴール真ん中に決めて、2-1

直後にリョウは一度交代した選手を含む2枚替えでテコ入れすると、互いにオープンな展開に。シュートやCKの回数が増えるが、DF陣やGKが凌ぐ。
リョウは前線の選手を小まめに交代し、アグレッシブな動きを維持。球は足にミートしなかったがO55とは思えないようなオーバーヘッドも見られた。

こぼれ球をリョウが押し込んで詰めて3-1とする

後半AT1分、カウンターで攻め上がったリョウが打ったシュートをアルフットGKが弾くも、こぼれ球にリョウが詰めてゴールし突き放す。残りAT時間もそつなく守って3連覇達成。

「大会3連覇」の指3本ポーズ

●フォルツァ松本シニア 0-3 アルフット安曇野シニア45(14:30KO)
前年大会までは「シニア」で参加し大会連覇していたアルフットは、今年は「O45」として参加。
フォルツァはキッズ年代から社会人までのカテゴリーで活動してきた街クラブだが、近年はシニアでもチームをリーグ参加させており、今期の優勝を目指す。
前半開始早々にアルフットが相手ゴール前へパスを入れてくる。続けてのシュートはフォルツァGKが掴むも守備時の負傷退場があり、フォルツァは前半2分で選手2枚替えの波乱。アルフットは積極的に仕掛けて8分にはゴールネットを揺らすが、副審がオフサイド判定。その直後、フォルツァGKからのビルドアップ時を狙って高い位置でボール奪取、バイタルからループ気味のシュートが決まって先制。

アルフット(白)8番がDFとGKを躱して追加点

前半終了間際にも、アルフットが相手DFを躱しGKの飛び出しの逆を突いてシュートし0-2にする。
フォルツァは相手DFの裏に抜けてのシュートがGK正面だったり、パスカットからの単独ドリブルでGKと1対1の場面を作るも枠外シュートで、決定機が得点に結びつかずに前半終了。

フォルツァ(青)のクロスはGKがキヤッチ

HTにフォルツァが4枚、アルフットは7枚替え。フォルツァはフレッシュな選手を中心にサイドを突破、クロスを上げるも合わず。その後も幾度かCKを得るが枠外シュートや相手のクリアでゴールには至らず。後半10分にも2枚替えでテコ入れを図る。
アルフットはCKの守備からカウンターチャンスを得るが、決めきれずに時間が経過。

アルフットのミドルシュートはDFの合間を抜けてゴール

後半17分にアルフットSHが負傷退場し10人となる。代わりに入ったアルフットの前線が後半終了間際に相手のバイタルに侵入、フリーでパスを受けてコントロールの効いたミドルを突き刺し0-3とする。ATの間も攻撃を続けフォルツァの反撃を許さず、試合終了。

優勝したアルフットO45

シニアリーグは松本市サッカー場(フットボールセンター)をメイン会場に、O50戦が10月18日まで、O40戦が11月15日までの予定で開催中。
シニア県リーグ日程・試合結果
セントラル開催にて4~5試合をまとめて見られる。日曜ナイターで、昼間のJリーグ戦の後にハシゴも可能なので、興味のある方はコロナ感染対策の上、観戦して下さい。

(新型コロナ感染拡大状況によっては、試合日直前に会場や日時の変更、非公開や試合中止などの措置がとられる可能性あり)
(文・写真/すぎほし りょう)

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