森マガ

【ワールドカップアジア最終予選】いろいろ予定してたのと違う!!

ワールドカップアジア最終予選、オーストラリア戦に臨む日本は集合前からいろいろなアクシデントに見舞われました。大迫勇也と酒井宏樹が参加できず、急きょ別の選手を呼ぶことになったのです。

 

いつもは日本代表とほぼ被らない時間に移動してる私ですが、今回は便数が少ないこともあり、航空会社こそ違うものの似たような時間に空港にいたものですから、そういうアクシデントが起きているその場に遭遇しました。

 

大迫が来ないのは空港に行く前に分かっていたのですが、集合場所らしきところへ最初に上田綺世が来て、その次がなかなか現れず、谷口彰悟、山根視来、佐々木翔などがやっと現れるけれども、一番早く来てもいいはずの酒井が来ない……と、広報担当がみんなから質問されて正式発表前にどう対応するか苦労していらっしゃいました。

 

新聞記者の方がすごいと思うのは、必ずその場にいて取材していらっしゃることです。たとえば今回判明している日本代表選手の現地入りの時間には、新聞記者の人たちは空港にいて、本当に来ているかどうか確認します。話しかけるわけではなく(今回、話しかけないでほしいという要望はもらっていますが)、事実としてちゃんと来たかどうかを目視するのです。そこに報道の責任感が出ているような気がします(私はほぼ記事にならないので、滅多に行くことはありません)

 

という話はオフィシャルな部分のことですが、プライベートでもやっぱり久しぶりということで感覚が思い切り鈍っていましたし、いろいろ目論見が早速崩れました。

 

まず、今回は2015年に比べると金銭的にはかなり楽になるのではないかと思っていたのですが、とんでもありませんでした。というのも2015年1月は1オーストラリアドルが約98円。今回は3月前に調べていたら1オーストラリアドルが80円台になっています。ところが実際に空港の両替所で調べてみると、円安が進んでいて1オーストラリアドルが約99円。ということで1オーストラリアドルを100円として考えて行動したほうがいいようです。この時点で嫌な予感が……。以下、オーストラリアドルを単に「ドル」と表記します。

 

ただ、これまでに比べて安心できたのは、日本で利用しているdocomoの料金プラン「ahamo」がオーストラリアに対応していて、ローミングで月額パケット量を使えるという点。到着直後にSIMを探し回る必要がないのはありがたいと、これまでの経験からつくづく思いました。

 

でもやっぱりボケてるんです。まず海外旅行用のチェーンが付いた財布を忘れてしまいました。これはどこかで調達するしかない……と思って羽田空港に着いたのですが、店がほぼやっていません。日本代表の広報担当によると、それでもこれまでに比べると人が空港にいる人が多くなったということでした。ということで、オーストラリアで探しますが、ますます難しいような……。

 

空港ではチェックインの際にオーストラリアの入国に必要な書類を航空会社の窓口の人が全部チェックします。そのため1人にかかる時間がものすごいことになっていました。

事前にインストールしておいたオーストラリア入国の際に必要なDPDアプリはログインするたびにパスワードが違うと別のパスワードを設定させられるし、それだけで時間がかかります。これは窓口の人は大変だと思います。

ただパスポートコントロールは空いていて、事前登録しておいたので自動化ゲートを通る私と窓口を通る人と、ほぼ同じような時間で出国できました。

出発ゲート前ではお茶目なカメラマンの六川則夫さんがポーズを取ってくれました。ただ、空港が閑散としている空気は映っているかと思います。

 

オーストラリアに到着すると、最初の試練は入国審査です。本当は機械でパスポートを読み取り、そこで出てきたチケットを受け取れば機械のゲートを通ってすぐに入国できるはずでした。

ところがこの機械が一向にパスポートを読むことが出来ません。何度もエラーを繰り返して、ようやくチケットが出てくる人と、どうやっても読み取れない人がいます。というか、ほとんどの人が読み取れなくて機械のゲートに進むことが出来ませんでした。

ということで、私も入国審査の長い列に並ぶことになり、これまた必要な書類のチェックが一通りあり、やっとの思い出はいることが出来ました。

 

苦難を乗り越えてやって来たぜ!! と思って意気揚々と空港をうろついたものの、オーストラリアの空港もSIM売り場と食堂以外の店はほぼやっていません。財布は市内で探すことになりました。

 

さて、市内への移動手段ですが鉄道を使おうと思うと「opal」カードを買うことになります。カードは無料ですが最低でも35ドル(約3500円)のチャージが着いたものが販売されています。

乗り方は日本の電車と同じ。ですが車内で携帯電話で話している人が結構いるのは違います。

3500円もあればいろいろ行けるかな……と思っていたら、何と4つめのセントラル駅までで17ドル(1700円)!! すでに半分終わりました(涙)。

 

ホテルは5泊以上でその間部屋の清掃がないということで、5泊300ドル。通常だと1泊128ドル以上ですから、かなりお得でした。着いてみると、チェックインはタッチパネルで終わるなど新型コロナウイルス対策がされているようでした。

おお、なんかおしゃれ感すら感じます。

シャワーだけというのは標準的です。

窓の外はこんな感じ。内側の庭を向いていますが緑がいい感じです。

便座と蓋が曲がって設置されているのもありがち。閉じると斜めになります。そもそも穴の位置が違っているのか、動かせません。

wi-fiは4Mbps程度、ギリギリです。

ただ困ったのが、

机付きの部屋……で、机がこれ。膝に置いたほうが高いというサイドデスク。5日間、我慢してこれで仕事をすることになります。

 

ここで気付いたのが、海外用の電源ケーブルを持ってきていたものの、

これはヨーロッパや中東などには対応しているのですが、オーストラリア仕様のコンセントには対応していなかったのです。こちらはこれ。

慌てて近くのコンビニで探したら、なんと変換プラグが16ドル!! そして水と少しの食料を買ったら、

値段が付いていないコンビニで、とりあえず必要そうなものを持って会計すると、これで33ドル!! たぶん水が1本8ドル、ドクターペッパーが3.5ドル、キットカットとパンケーキで13ドル。水1本800円ですが……生活必需品ですからね、仕方がない、泣きました。

気を取り直して、まずはフィッシュ&チップスを探します。少し歩いたところに店があり、とりあえず最初の食事です。

こちらだと、「ペプシ・ゼロ」ではなくて「ペプシ・マックス」ですね。「マックス テイスト  ノー(初稿ではフリーにしていましたが間違いでした) シュガー」でした。言葉の受け取り方の違いが出ているようです。

このフィッシュ&チップスは飲み物込みで14ドル。スタジアムだともっと安く食べられたと思うのですが、味はとてもよかったと思います。

夕食はこれにしました。

春巻き付きクリスピーチキンのタイ料理が11ドル、A&Wのルートビールが3.5ドル。やっぱり1食あたり14、5ドルぐらいは覚悟が必要なようです。

問題はこのタイ料理、多過ぎです。2人分はあります。さらに困ったことに、ルートビールはこの料理向きではありませんでした。

そしてこのホテルの近くには昼食を食べたところと夕飯を買ってきたところの2つが一番近いことが分かりました。これは食に困りそうです。

しかもホテルに帰ってきたら部屋の電気が付かない!! フロントの方が別のキーを持ってきたのですが、それでもダメ。ところがスイッチ付近を押し込むとなぜか点きました。うんうん、こういう感じ、思い出してきた!!

 

ということで、到着した初日で

35ドル(交通カード)

16ドル(変換プラグ)

33ドル(水とわずかな食料)

14ドル(昼食代)

15ドル(夕食代)

で約113ドル!! 日本代表も逆境ですが、こちらも逆境に置かれてます!!

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