長崎サッカーマガジン「ViSta」

【クラブレポート】「V・ファーレン長崎第10期定時株主総会」記者会見~新社長に池ノ上俊一氏就任~

左から、荒木健治取締役、内田正二郎取締役会長、岩本文昭代表取締役専務、池ノ上俊一代表取締役社長、服部順一取締役/GM、植松俊徳取締役。

左から、荒木健治取締役、内田正二郎取締役会長、岩本文昭代表取締役専務、池ノ上俊一代表取締役社長、服部順一取締役/GM、植松俊徳取締役。

4月21日、V・ファーレン長崎は長崎市の「ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル」で第10期株主総会を開催した。総会では第10期(平成27年2月1日から平成28年1月31日まで)の事業報告が行われ、第10期計算書類の承認、取締役選任が決議された。

総会後の記者会見では、内田正二郎代表取締役社長が退任して代表取締役会長に退き、2月1日付けでクラブアドバイザーに就いていた池ノ上俊一氏の代表取締役社長就任が発表。池ノ上新社長は「V・ファーレン長崎の理念はスポーツで豊かな長崎を作ることであり、2005年の発足以来の目標である「Jリーグ参入」、「総合型スポーツクラブ化」を達成することができました。これからは国際化、地域化に取り組みながら、「約束の未来」をコンセプトに活動をしていきたい。健常者、障害者、人種、国籍、地域を問わずに、みんながスポーツを楽しめる環境作り、トップアスリートだけでなく、気軽に一般の人がスポーツを楽しめる支援を行っていきたい。これができれば、おのずと県民の目標であるJ1昇格も達成できると思います。規律を重んじ、スピード感をもってチャレンジするクラブとしたい」と意気込みを語った。

会見ではあわせて第10期の損益の状況も発表され、債務超過などはなく、Jリーグクラブライセンス基準をクリアしていることが報告された。第10期の売上高は8億9729万8000円(第9期:8億9433万5000円)で、経常利益は254万4000円(第9期:160万8000円)。当期純利益は183万5000円(第9期:98万5000円)。

左から、内田正二郎取締役会長、池ノ上俊一代表取締役社長。

左から、内田正二郎取締役会長、池ノ上俊一代表取締役社長。

●内田正二郎代表取締役会長コメント
「2014年4月に社長という重責をたまわり、在籍中はみなさまに厚いご支援をいただきながら、練習場の整備、タウンミーティング実施、行政との連携など、クラブとして前進させたことができました。トップチームは2度目のJ1昇格プレーオフ進出を果たし、アカデミーも各カテゴリで全国大会に出場。めざましい発展を遂げることができました。今回、「約束の未来」の実現を目指すため、社長を退き池ノ上社長にバトンを引き継ぎ、今後は会長として協力していきたいと思います。今後とも、支援をお願いします」

池ノ上俊一(いけのうえ しゅんいち
1967年2月16日生(49歳) 鹿児島県出身
<経歴>
鹿児島市立鹿児島商業高校→大阪商業大学→松下電器産業→全日空→横浜フリューゲルス→PJMフューチャーズ→鳥栖フューチャーズ
<代表歴>
日本代表
・現役引退後は鹿児島で育成年代を中心に指導。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ