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【アカデミーレポート】2016年 U-18長崎県高校1部リーグ 第2節 ~国見高校 対 V・ファーレン長崎U-18~


2016年 U-18長崎県高校1部リーグ 第2節
~国見高校 対 V・ファーレン長崎U-18~

7月22日(金)長崎市の長崎県体育協会人工芝グラウンドで、熊本地震のために4月17日開催予定だった「高円宮杯U-18長崎県1部リーグ第2節」の「V・ファーレン長崎U-18対国見高校」の試合が行われた。国見高校の小嶺栄二監督、V・ファーレン長崎U-18の原田武男監督は、2005年、2006年にV・ファーレン長崎で共にプレーしており、OB対決でもあった一戦は、V・ファーレン長崎が6点を奪い大勝。リーグ成績を8勝1分として暫定首位を守ることに成功した。

ここ数年の国見高校は、素早いプレスとボールをしっかりつなぐサッカーに取り組んでおり、県内サッカー関係者からも高い評価を受けるチーム。リーグ戦でもV・ファーレンU-18との試合まで無敗で、原田武男監督もリーグ制覇のために最も注意する相手として「国見高校」の名前をあげるなど警戒していた。

V・ファーレン長崎U-18、国見高校、共に4-4-2のシステムで始まった試合は、MF水田光星のゴールでV・ファーレン長崎U-18が開始4分で先制しスタート。立ち上がりの得点で一気に優位に立ったV・ファーレンはその後もボールを持って攻めていくが、20分頃から国見高校がコンパクトな陣形から積極的なインターセプトでボールを奪うようになり互角の攻防へ。試合目に原田武男監督が「2点目を取れるかが課題」と語っていたとおり、V・ファーレンは2点目を奪いきれずに前半を終了。

こう着戦となる可能性もあったゲームだが、後半に様相は一変。後半開始時に国見高校が一気に3人を交代。この交代で生まれた国見高校の距離感のズレを見逃さず、MF里昴大が48分に2点目のゴールを奪うと、その1分後にMF水田が3点目となるゴールを奪取。60分には松崎颯太、81分に山本廉、アディショナルタイムにも林田降介が得点。守ってはDF藤武剛を中心とした守備陣が国見の攻撃を無得点に抑えて0-6で勝利した。

また、最近少しずつアカデミーの試合を観戦に訪れるサポーターが増加。この日も拍手を中心とした応援を続けていた。

■試合の様子(写真)

reported by 藤原裕久

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