長崎サッカーマガジン「ViSta」

【トピック】第95回全国高校サッカー選手権大会と長崎総合科学大学附属高校


今月の30日から、高校サッカーにおける最大の祭典「第95回全国高校サッカー選手権大会」が開幕する。長崎県代表は長崎県総合科学大学附属高校。

今年は県新人戦、県高総体、選手権県予選と県内公式戦を全制覇し、九州高総体優勝、初参戦した九州プリンスリーグでも無敗優勝しており、どうひいき目に見ても県内で頭一つ二つ抜け出た存在だ。とは言え、全国レベルで言えば東福岡、青森山田、市立船橋という実績・層共に圧倒的なレベルを誇る強豪が控えており、小嶺忠敏監督が「まだまだ課題だらけ、修整していきたい」と語るとおり大会へ向けて更なるレベルアップが必要だろう。

長崎総科大附属高校、初戦の相手は、卒業後の川崎フロンターレ入りが決まっているDFタビナス ジェファーソンをはじめ、MF島海、西川らそうそうたる選手たちを擁する桐光学園(神奈川県代表)。プリンスリーグ関東2位の実力校で、長崎総科大附属がいかに戦うかに注目が集まる。主将でエースのMF薬真寺孝弥、プリンスリーグ九州得点ランキング2位の宇高魁人らを軸に勝ち抜きたいところだ。

薬真寺孝弥選手

宇高魁人選手

トーナメントで長崎総科大附属の入っているブロックは優勝を狙える強豪揃い。桐光学園に勝利したあとも、順当にいけば2回戦で鹿児島城西、3回戦で東福岡と予想され、文字どおり全試合が決勝戦と言っていいカードが続く。優勝への道は高く険しいが31日の1回戦から続く戦いを楽しみに待ちたい。

reported by 藤原裕久

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