長崎サッカーマガジン「ViSta」

【取材禁止記者コラム】第0回:取材禁止記者がコラムを書こうと思いついた!

V・ファーレン長崎に関する取材禁止が言い渡されて既に1ヶ月半。最初はやはりショックだったが、人間の馴れというのは怖いもので、「考えてみると取材禁止や出入り禁止になるなんて経験はそうないものだ。それも通常はルール違反や違法行為をやった結果なので、取材禁止中のことを書くことはできないものだが、僕の場合は理由の明示もないし、自分でルール違犯や違法の心当たりもない。これは書けるのではないか?」と思うようにもなってきた。という訳で少し書いてみようと思う。

ただ、僕自身も取材禁止というのは初の経験だし、理由無き反抗ならぬ理由明示なき取材禁止という非常にアバウトなものなので、これが取材禁止のオーソドックスなパターンだと思わないで読んでもらえるとありがたい。あくまで、V・ファーレンを追いかけている途中で起こった少し変わった・・奇妙な出来事の一つ、映画的にいうならスピンオフ的なものだと思ってもらえれば幸いである。

また、全体的にこの企画はポジティブに書くつもりだ。誰かを貶めようとか、被害をアピールしようというような気は毛頭無い。サッカーの試合でも圧倒的に良い内容のチームが、信じられない偶然のゴールで負けることもあれば、偶然のゴール一発で人生が変わることもある。同じようにサッカーを追いかけていれば、予想外のことはあるものだと思っている。なので少なくともこのコラムでは、取材禁止という珍しい状況にフォーカスしていきたい。そのため、本来の文体とは違う砕けまくった文体で散文的に書いていこうと思う。「このふざけた文章はなんだ!」とか思わないでいただきたい。人は笑いながらは怒れない。砕けた文章なら、明るめに書けるのではないかという理性的な大人の知恵だと思ってくれると嬉しい。

ちなみにコラムのタイトルは、当初、ライトノベル風に長い説明文章系のものにしてみようと思い『取材禁止になった僕は、それでも毎試合、取材の準備だけはすることにした』というものだったが、長すぎて自分でも覚えきれる自信がなかったので、「取材禁止記者コラム」にした。何となく「機動●士ガン●ム」「●宙戦艦ヤ●ト」ぽい感じだが、それもまたよしとしたい。

reported by 藤原裕久

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