長崎サッカーマガジン「ViSta」

トップチームの練習に参加したU-18の3選手(本田昴慎・江川湧清・山本廉)ショートインタビュー

8日、トップチームが行なったロアッソ熊本とのトレーニングマッチに練習参加したV・ファーレン長崎U-18の本田 昂慎、江川湧清、山本廉の3人。前日には九州プリンスリーグを戦い、週末にはJユースカップ初戦に挑む3人にそれぞれ、トップに合流しての感想や、Jユースカップへの抱負を聞いた。

本田昂慎 <DF>

(チームリーダーとしてU-18の現在の状態を教えてください。)
本田 昨日ちょうど九州プリンスリーグ第15節の鵬翔戦に勝てたんですけど、それで(リーグ残留の可能性が高まって)ホッとしたということもあるし、だんだんと勝てるようになってきて波に乗っていう感じで良い雰囲気だと思います。

(プリンスリーグでは勝てない時期もありましたが?)
本田 3月に九州クラブユースU-17で優勝したことで、油断したというか気がゆるんだところがあったと思います。メンタル的にも厳しさが足りなくて、試合でミスが出ると人のせいにしたりすることが多かったと思います。それが九州クラブユースの初戦で負けてしまってから、少しずつ自分たちのミスについて考えるようになって変わってきた感じです。

(週末にはJユースカップが開幕します。)
本田 1回戦の相手あるFC琉球U-18にはしっかり勝たないといけないと思います。ホームでの試合だし、勝って勢いをつけてアウェイの清水エスパルスユースとの戦いに臨みたいです。

(森保洋U-18監督に話をうかがったとき、期待する選手に本田君の名前があがっていました。)
本田 今のチームは3年生が少なくて、ずっと2年生たちに頼りっぱなしで戦ってきたので、最上級生としてチームを引っ張っていくことを期待されているんだと思います。応えられるように頑張りたいです。

江川湧清<DF>

(久しぶりにトップチームとトレーニングしているところを見ました。)
江川 2月にキャンプに合流させてもらって、2種登録していただいたんですけど、直後にケガをして4ヶ月くらいチームが離脱していたんで本当に久しぶりだなという感じです。

(自身が故障しているときは、どんな気持ちでU-18を見ていましたか?)
江川 これからという時のけがだったので個人的には焦りがありました。故障していたので、プリンスリーグの前期は運営席で試合を見ていたんですが、守備があと一歩踏ん張りきてないときがあって、毎試合失点が続いていたので悔しかったです。この時期は僕も含めてチーム全員が、まだチームのシステムを理解しきれていなかったんだと思います。

(それが徐々に守備が安定してきた。キッカケのようなものはあったんですか?)
江川 九州クラブユースの初戦で負けた後に始まった夏の遠征ですね。そこでチームとして何をすべきかを全員が考えたことで上手く戦えるようになったんだと思います。

(週末のJクラブユースへ向けての抱負を聞かせてください)
江川 5月に九州クラブユースで負けて全国に出場できなかった悔しさもあるので、Jユースカップではホームで開催される初戦で力の全てを出しきって、(プレミアリーグEAST首位の)清水エスパルスユースに挑みたいです。個人的に、去年のJユースカップでベガルタ仙台U-18と戦ったとき、最後のPK戦で僕がPKを外して負けてしまったので、その借りも返したい。清水ユースは今年、3人もトップ昇格している選手(伊藤研太・滝裕太・平墳迅)がいて、特にDFとしてFWの平墳迅選手には負けないようなパフォーマンスを見せたいです。

山本廉

(まずはトップチームのトレーニングに参加しての感想を聞かせてください。)
山本 スピードが全然違いますね。ユースとは段違いのスピードで、その中で頭の回転というか、判断力のスピードもまるで違うなと感じました。当たりも激しくて、こういったスピードや厳しさはU-18に戻っても求めていかないとだめだと思いました。

(短時間ではありますが、実際にトレーニングマッチに出場した感想は?)
山本 碓井(鉄平)さんに相手DFの裏を狙うように言われていたんですが、ほとんど出来なかったですね。まだまだだと思います。

(U-15でプレーして頃より前でボールをおさめられるようになったと感じましたが?)
山本 トップでプレーするには、まだまだ体が小さいので先に動いてボールに合せていかないといけないんですが・・それができる余裕はなかったですね。

(週末のJユースカップを前に良い経験になったと思いますが、大会への意気込みを聞かせてください。)
山本 まずは1回戦のFC琉球U-18との試合を勝ちたいですし、その先にある清水エスパルスユースとの試合まで行きたいというのがあります。清水は全国トップレベルの相手だし、そこと真剣勝負することで自分たちの今が分かると思うので、チャレンジャーとして大会に挑んで全力で勝利を掴みたいと思います。

reported by 藤原裕久

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