【コラム】それはどこでも起こり得る。~長崎の風景、群馬の風景~
ザスパクサツ群馬のホームである「正田醤油スタジアム群馬」は、設備的にも古さ的にもとてもオーソドックスな陸上競技場で、どの県にもあるようなタイプのスタジアムだ。「群馬県立敷島公園」という運動公園内にあり、どことなく長崎国体へ向けて改修になる前の「長崎県立総合運動公園陸上競技場(現トランスコスモススタジアム長崎)」に似た雰囲気が漂っている。
V・ファーレン長崎が創設された2005年、群馬は初めてのJ2を戦っていた。この頃は全国的に「地方からJリーグを目指すクラブ乱立時代」だったのだが、群馬はタイミング的にも草津という地域性的にも、その先駆けのような存在で、Jリーグに昇格が決定するときの様子はテレビでも繰り返し放送されていた。それを見ながら、いつか長崎でもこんな風景が見られるのだろうかと考えたものだ。それから13年、リーグ戦1試合を残してJ1昇格を決めた長崎が、2017年J2リーグ最終戦の相手として戦うのは、すでに最下位を確定させている群馬だった。
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