長崎サッカーマガジン「ViSta」

【コラム】2018年末のご挨拶

クラブが初めてのJ1を戦った2018年もいよいよ今日で終わり。J1での躍進や苦戦、J2降格やチームを6年間率いた高木琢也監督の退任、選手の移籍や加入など、今年もいろんな経験をさせてもらったシーズンだった。

今年は自分にとって師のような存在だった刈部謙一さんとの別れがあり、物書きとしても生き死についても深く考えさせられることが多かった。そして、ライターを辞めようと思ったときに、それまでの辛いときを支援してくれたミカミカンタさんの「辞めたら絶対、後悔するんだよ。好きでやってるんだから、書きたいって絶対思うんだよ。俺は、その気持ちが消えるのを確認したから辞めようと思う。だけど、君はまだ辞めちゃダメだ」という言葉は今も胸に深く刻まれている。

その中で、個人的にはいろんな意味で吹っ切れたというか、自分の次へ向かう方向が見えてきた感じのシーズンだったかなと。結局、自分はどこまでいってもV・ファーレン長崎が好きなのだ。普段がいい加減で人間性が歪んでいるので、せめて好きなものには正直に取り組みたいというのがどうしても捨てきれない。そして物書きとしての自分を考えると、一時的にV・ファーレン長崎にとってマイナスに見えるようなことがあっても、それが必要で、クラブにとって良くなる・・・必ず大きなプラスになると確信できるのであれば、正面から記事を書き続けたい。それがフリーランスという意味を1年間考え続けた自分の結論だ。

自分のキャラクター的にも、思考的にも賛否両論を巻き起こすのは性みたいなものなので、相変わらずいろんなことはあると思いますが、徹底的に自分で取材して書いている記事には、責任を持っているぶん自信を持ってやっていきたいなと。

おかげさまで、今年もViStaの読者数を増やすことができましたし、12月から始まったタグマのサッカーパックでも、なかなか読んでいただいているとのこと。宇都宮徹一さん(@tetsumaga)や後藤勝さん(@TokyoWasshoi )にも
宇都宮徹壱『タグマ!サッカーパック徹壱レコメンド5本』
後藤勝が選ぶ『FC東京ファン目線でオススメしたいタグマ!サッカーパックで読める有料記事5本!』
このように好意的に取り上げていただきました。

あらためて、読者の皆さまに感謝したいと思います。

今年もありがとうございました。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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