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【コラム】幸野志有人の帰還~2013年に見た未来~

米国の心理学者アルバート・メラビアンの提唱した「メラビアンの法則」によれば、「第一印象は出会って数秒で決まる」という。同じような感覚は、初めて応援したチームや、最初にファンになった選手に対してもあるのではないだろうか。

中でも、クラブのJリーグ参入を機に応援を始めたという人が多いV・ファーレンのサポーターにとって、初めて見て、知って、共に戦った2013シーズンのチームや選手への印象は強いのではないだろうか。そして、その強い思い入れは、当時所属した選手へ強烈なイメージとなって結びつけられていることだろう。

当時のキャプテンである山口貴弘(湘南ベルマーレU-15藤沢コーチ)は、チームへの信頼や安心の象徴だったろうし、前田悠佑はチームの献身性や泥臭さの象徴で、佐藤洸一(現ヴァンフォーレ甲府)はチームの勢いを象徴していたように思う。そして当時のチームが持っていた将来や未来への期待感を象徴していたのが、幸野志有人だった。

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