長崎サッカーマガジン「ViSta」

【コラム】こたえ~サポーターの声に亀川諒史が感じること~

7月13日に行なわれたアウェイの水戸戦で長崎は敗れた。1年でのJ1昇格を目標に掲げながら、リーグ折り返しの時点で8位と苦戦していた長崎にとって、後半戦最初のゲームであり、上位につける水戸との一戦は反転攻勢への足がかりとしたいものだった。だが水戸のプレスに苦戦し、思うような攻撃を展開できないまま後半立ち上がりに失点。さらにセットプレーでの追加点を許し、終盤の猛攻も1点を返すにとどまり今季9敗目を喫してしまった。

勝てない試合が続けばスタジアムのムードは重くなる。厳しい言葉がピッチへ向けられることも珍しいことではない。「これだけ負けてるんだから、ブーイングをされてもおかしくない」亀川諒史はそう考えながらゴール裏へ挨拶に向かったという。だが、そこでスタンドから聞こえてきたのはブーイングではなかった。

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