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【アカデミーレポート】プリンスリーグ九州第10節vs.V・ファーレン長崎U-18 対 長崎総科大附属高校 レポート ~互いに課題を残した長崎ダービー。V・V長崎がプリンス残留を確定させる~

9日、長崎市の「十八銀行フィールド」で台風のため延期されていた「プリンスリーグ九州2019 第10節」が行われ、前半に2得点をあげたV・ファーレン長崎U-18が、後半に2人の退場者を出しながらも長崎総合科学大学附属高校を振り切り、2-1で勝利した。

プリンスリーグ残留を確定させたいV・V長崎U-18と、プリンスリーグ降格争いから脱出を狙う総科大附属。長崎最強を争う両チームの対戦で先手を奪ったのは、斎藤僚太・藤本翔の長身2トップを起用したV・V長崎。CBが斎藤と藤本をマンマークする関係でラインを押し上げられない総科大附属に対して、サイドや2列目が飛び出していくV・V長崎は前半10分に右SB郡司島樹のボールを受けた斎藤が先制ゴール。27分にも長尾泰成が追加点を奪って2-0とする。

だが2点差をつけた安心感からか、ここからのV・V長崎は、2トップに長いボールを当ててスペースを作って進入していくプレーが激減。ボールをつなぐことに固執してしまい、徐々にコンパクトな形でラインを上げられるようになった総科大附属が反撃を開始。32分に国吉シントクの突破をいかしたカウンターから、岩永空潤がゴールを奪い1点差。その後は1点を追う総科大附属が早めの交代で勝負を仕掛け、そにV・V長崎が対応するという展開で試合は続いていく。

徐々にV・V長崎を押し始めた総科大附属は70分に山口敦樹を投入。CKやFKだけでなく山口のロングスローを活用したスローインからもチャンスを作っていく。勢いを増す総科大附属に対し、V・V長崎は80分にMF柴田豊輝が2枚目の警告を受けて退場。アディショナルタイムにも斎藤僚太が2度目の警告で退場し9人での戦いとなってしまうが、体を張って1点差を守りきったV・V長崎が、苦しみながらもプリンスリーグ残留を確定させた。

長身2トップの起用や、マンマークに来る相手の背後を取るプレー、総科大附属の3-4-3を、4-4-2のシステムでハメ込んだ点など、V・V長崎の狙いは当たっていた。それが2-0になってから、総科大附属の挽回力と勢い、自分たちの緩みから失点し、試合を難しくしてしまった。逆に総科大附属にとっては挽回できる力がありながらも、序盤に相手の狙いどおりにやられて2失点してしまったのは反省材料だろう。今回のゲームは、どちらのチームにとっても上を目指すための良い経験となったと思う。この経験を生かして、両チームがさらなるレベルアップしてくれることを期待したい。

reported by 藤原裕久

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