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【アカデミーレポート】高校サッカー選手権県大会決勝レポート~最強の挑戦者、国見を退け、長崎総科大附属が7度目の全国出場を達成~

10日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で『令和元年度(第98回) 全国高等学校サッカー選手権大会 長崎県大会』決勝戦が行われ、長崎総合科学大学附属高校が国見高校を2-1で破り、4年連続7度目の全国大会出場を決めた。

準決勝からメンバー変更なしの国見高校に対して、長崎総科大附属はU-16日本代表候補のGK梶原駿哉、準決勝で途中出場した岩永空潤が先発入り。長いボールでの展開を中心にスタートした試合は、前半7分に岩永のファーサイドへの左CKを、鶴田快聖がヘディングをフリーで合わせて長崎総科大附属が先制。

これで試合は、セットプレーで先制し、手堅い守備から前がかりになった相手の背後を狙っていく長崎総科大附属の必勝パターンに入ったと思われたが、ボールを持って縦に仕掛ける国見は、29分にロングスローから、最後は山川史がゴール左角にシュートを決めて同点とする。

この後も、激しくぶつかり合い、、互いに1点を狙いあう展開が続く中、国見がゴール前で決定的なチャンスを迎えるが、シュートはゴールを捉えられずにノーゴール。直後に長崎総科大附属は、左サイドへの突破から近江光がゴール前にクロスを送ると、千葉翼が綺麗にヘディングで合わせて再び勝ち越しに成功。

国見は後半から長身の2年生FW中島大嘉、50分にも祖川椋哉も投入して1点を追っていくが、長崎総科大附属もタイトな寄せで自由に攻撃をさせず、2-1のまま時間は経過。数少ないチャンスも両チームの守備陣が体を張って守りきり、試合はそのまま終了。2-1で長崎総科大附属が勝利し、4年連続で長崎県代表の座を勝ち取った。

reported by 藤原裕久

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