長崎サッカーマガジン「ViSta」

【アカデミーレポート 】~開幕迫る、第54回長崎県サッカー新人戦~

今月18日の土曜日から、高校3年生が部活を引退後のチームが覇を競う、『令和元年度長崎県新人体育大会(第54回)サッカー競技』がスタートする。

組み合わせはこちら(PDF)

新人戦は全国高校サッカー選手権の本大会や、プリンスリーグ参入戦の関係で、チームによって新チームの始動時期がバラバラなため、特に県内地区予選は波乱が起こることも多い。今回も『長崎市』、『離島』『佐世保』、『諫早・島原・大村』の地区予選中、諫早・島原・大村区の順位決定戦でプリンスリーグ昇格を果たした国見が3位となるなど、波乱が起こった。そのために県大会の組み合わせも、さらなる波乱を呼びそうなものとなっている。

昨年の県新人戦覇者の鎮西学院は、18日に行われる初戦で「平戸・大崎・佐世保商業」の混成チームを破れば、翌19日の2回戦で選手権県予選覇者の長崎総合科学大附属高校との対戦が実現。昨年は同カードで敗れた長崎総大附属のリベンジなるか、それとも鎮西が再び旋風を巻き起こすのか注目だ。他にも2回戦では、長崎市区の海星高校と、島原市区の島原商業が激突する名門対決や、長崎市区首位突破の南山高校と、県高総体2連覇中の長崎日大が対戦する可能性もあるなど、好カードがめじろ押し。

昨年、鎮西学院に敗れて連続優勝を8で止められた長崎総大附属

その中で有力候補を挙げるとすれば、やはり新人前直近10年で8回優勝の長崎総大附属。前線に国吉シントク、最後尾にU-16日本代表候補の梶原駿哉などタレントを抱えており、2年ぶり9度目の優勝なるか注目だろう。

今年度の選手権でもピッチに立った長崎総大附属の国吉シントク

対抗はJクラブも注目する中島大嘉や、勝負強さを持つ日下部優哉を擁する国見、長身FW新川翔太、1年時からトップチームでプレーしていた岩崎雄永らのいる創成館が有力。

ポテンシャルの高さから注目を集める国見の中島

昨年は故障のために存分な活躍ができなかった創成館の岩永

選手個々では長崎の日大のサイドアタッカー加藤葵梨、南山の高ポテンシャルCB浦達章、鎮西の早田冬矢、島田の林田心といったセンスある選手たちにも注目したい。

今大会は、全て長崎市で行われ、1月18日の土曜に1回戦、19日に2回戦、25日に準々決勝、26日に準決勝と決勝となる予定。時間のある方は観戦に行かれてはどうだろうか。

reported by 藤原裕久

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ