長崎サッカーマガジン「ViSta」

【トピックス】Jリーグが3月29 日までの公式戦の延期を発表

12日にJリーグは、東京文京区のJFAハウスで行われた臨時理事会後の定例会見で、3月29日までのリーグ開催延期を発表した。

リーグ戦開催の再延期は、同日に行なわれた『第3回 新型コロナウイルス対策連絡会議』の報告を受けての判断で、すでに9日のビデオ会議でJリーグの各実行委員と口頭合意していた。15日からのリーグ再開は、感染予防を徹底するのが現状の延期期間内では難しいこと、国内の感染者が依然として増加していることが大きな理由だという。

今回新たに延期されたのは、3月18日から29日にかけて行われる公式戦で、J1は第5節・6節の計18試合、J2は第5節・6節・7節の計33試合、J3は第3節・4節の計18試合が対象。

Jリーグは、4月3日をリーグ再開の目安としており、東京オリンピック期間中や、国際Aマッチデーに公式戦を行わず、ミッドウィークに試合を行うことで開催延期分の日程を消化する予定。無観客試合は原則的に行わないとしているが、専門家の判断を受けて今後の方針を検討するともしており、13日にも法案化される予定の特措法の内容や、今後の状況に応じて判断していく方針だ。

今後は、影響を受ける各クラブの日程調整や公平性の確保、クラブ経営面のサポートを念頭に各プロジェクトの発足準備も進めていくという。

予定どおりにリーグ戦が4月3日から再開された場合、V・ファーレン長崎の再開初戦は4月5日のアウェイ、アビスパ福岡戦が予定されている。開催延期された第2節から第7節までの6試合は、水曜開催となることが濃厚だが、すでに水曜開催のリーグ戦が2試合(4月29日 J2第12節 ジュビロ磐田戦、5月6日 第14節 ギラヴァンツ北九州戦)が予定。

さらに6月10日には天皇杯2回戦、7月8日にも天皇杯3回戦が予定されている。東京オリンピック開幕までで公式戦開催が可能な水曜日は11日間。さらにルヴァン杯やACL、中断されているワールドカップアジア2次予選などを考慮にいれた場合、例年にないほど厳しい日程となる見込みだ。

reported by 藤原裕久

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ