長崎サッカーマガジン「ViSta」

【トピックス】V・ファーレン長崎の松田浩アカデミーダイレクターがオンライン指導者講習会を開催

6日、V・ファーレン長崎の松田浩育成部長 兼 アカデミーダイレクターが、長崎県サッカー協会登録の指導者へ向けてオンラインを使用した指導者講習会を行った。

今回のオンライン指導者講習会は、県全体のサッカー界のレベルアップと、子どもたちの健全な育成への貢献を目的に、『一般社団法人 長崎県サッカー協会』と協力して開催するもの。今回のテーマは松田育成部長自身、関連の著作もある『ゾーンディフェンス~ボールを中心とした守備~』について。

講習会では、指導者の重要性と指導者育成の重要性、何が効果的(なプレー)かを常に考えることを育成年代で身につける必要性についての説明からスタート。資料や映像を使いながら、ポジション・システムにほぼ影響を受けず、「主導権を持った集団での守備」と定義するゾーンディフェンスについて説明。講習会後は県内指導者からのゾーンディフェンスの考え方、トレーニング、状況判断などについて質問に答えていった。

Zoomを使ったオンライン講習会を初主催した松田アカデミーダイレクターは、講習会後の囲み取材で「勝手が違って、操作のほうに神経を使った(笑)」と笑いながら、講習会後に相次いで質問があったことに「ありがたかった」と安堵した表情。

「サッカーは相手があってのことなので、これが正解というものはない。だから常に良い所を取り入れていかなければ。そのベースにするものの中で一番汎用性が高いのがゾーンディフェンス。そこをベースに良いものを取り入れていくという考え方が大事」

そう語る松田インストラクターは、現役時代に30歳を過ぎてから「カズ(三浦知良)、武田(修宏)といった選手へのマークにつくのが嫌で、ゾーンディフェンスに取り組んだら、「全然やれるじゃん」と感じた」そうで、「指導者が成功体験を持って、これが正しいと確信を持っていえないと」と指導者育成の重要性にもふれていた。

reported by 藤原裕久

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