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【アカデミーレポート】 スーパープリンスリーグ 国見×V・V長崎U-18 レビュー『村上長崎U-18、長崎ダービーを制す!国見は持ち味を出しきれず悔しい敗戦』

12日、長崎市の十八銀行フィールドで高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ九州2020第2節(*1)が行われ、国見高校とV・ファーレン長崎U-18が対戦。V・V長崎U-18が国見高校を4-0で破りリーグ初戦を勝利した。

(*1;V・V長崎の第1節は9月20日に予定。スケジュールの関係で先に第2節が行われた)

トップチームに2種登録されている五月田星矢と安部大聖が合流し、ほぼベストメンバーをそろえたV・V長崎U-18に対して、エースFW中島大嘉がコンサドーレ札幌に練習参加中で不在の国見は、期待の一年生アタッカー北村一真も故障のため欠場し、一年生3名、二年生1名が先発するメンバー構成。

この試合がスーパープリンスリーグ九州の初戦となるV・V長崎U-18

スーパープリンスリーグ九州初戦で神村学園に2-3と惜敗している国見高校

立ち上がりに硬さの見られた両チームだが、V・V長崎は前半7分に鍋島暖歩が先制点を奪取。そのまま国見の3-3-2-2のアンカー両脇のスペースを使い、五月田・安部が自由にプレー。V・V長崎U-18が優勢に試合を展開していく。国見は攻撃のトリガーとなるアンカーの祖川翔愛が数的不利の中で縦にボールを入れられず劣勢が続く。試合は、そのままV・V長崎U-18が一点をリードして前半を終了。

前を向いて仕掛けるチャンスが少なく、この試合では沈黙した国見の日下部優哉

後半、アンカー位置での数的不利を補うため、国見は4-4-2のフォーメーションへ変更し、エースの日下部優哉を左サイドからFWの位置へと変更。だが、五月田・安部を起点に、鍋島、松添大輝、小西龍馬、中島聖翔らが積極的にサイドから攻め込むV・V長崎が前半同様にボールを回す展開が続く。

4点目を決めた大型FWの藤本翔

長崎ペースが続く後半の60分、斉藤僚太のボールから安部がシュートを決めて2-0。67分には五月田のCKから安部がヘディングシュートを決めて3点目。73分には川本将央のボールを受けた藤本翔がトドメの一撃で4点目をゲット。最後まで良い形で前線の日下部にボールが入らなかった国見は、前後半通してシュート4本に終わり敗戦を喫した。

 

reported by 藤原裕久

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