ニイガタフットボールプレス

【高知キャンプリポート③】パワーの変換


2月4日(月)晴れ

■ゲーム仕様に高めていく

オフ明けの今日は午前、午後の2部練習に。午前中は体幹を鍛えるサーキットと、ダッシュやステップワークを繰り返すサーキットの2種類が行われました。

キャンプが進むにつれて、片渕浩一郎監督がしばしば口にするようになったのが、「パワーを変換する」ということです。チームは1月12日に、新潟でトレーニングをスタートさせました。始動当初からマシンやランニングで鍛えてきた筋力、持久力を、試合で実際に使うパワーに変換する。高知キャンプも第4クールに入り、いよいよ本番モードになってきました。

お腹をへこませるドローイン、それと連動して胸郭(きょうかく)の使い方などにこだわる体幹強化は、就任した去年から生駒武志フィジカルコーチのトレーニングの大きな特徴です。今日も、いわゆる“追い込む”系のきついサーキットではなく、地道な動きながらも、的確に必要な個所を動かし、正しいフォームを身に付けるサーキットになりました。

春野総合運動公園陸上競技場の陸上トラックに設定された一連のメニューを終えた選手たちは、スパイクに履き替え、ピッチへ。5種類のダッシュ系のメニューに臨みました。

「体の切れ味を出して行くよ! 今週、2試合トレーニングゲームがあるからね!」。生駒フィジコの大きな声が響きます。7日のファジアーノ岡山、10日のカターレ富山とのトレーニングゲームに向けてコンディションを作っていく作業は、2月24日の開幕・京都サンガ戦の重要な予行でもあります。

今日のフィジカルトレーニングは、フィールドプレーヤー、GKが一緒に取り組みました

一つ一つの動作はシンプルでも、お腹に力を入れ、正確に行うことで、確実に効いてきます

体幹をしっかり鍛えることで、激しい当たりにも負けない、強靭な肉体が生まれます

全力で取り組んでいるのを表情で伝えてくる堀米悠斗選手(笑)

体幹系のサーキットを終えると、選手たちはスパイクに履き替えて……

ダッシュ系のサーキットに取り組みました

力強くピッチを蹴ってステップを踏む大武峻選手。試合で実際に使う動きに近づいていきます

走ることは新潟の重要なアイデンティティーですが、矢野貴章選手はまさに象徴というべき存在

早川史哉選手も、全力ぶりを表情でアピール(笑)。真面目な話、選手たちは全力でトレーニングしつつ、明るさや余裕を忘れていません。このキャンプの大きな特徴です

reported by 大中祐二

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