【プレビュー】トレーニングゲーム富山戦に向けて
■トレーニングゲーム/vsカターレ富山
■キックオフ/14:00
■場所/春野総合運動公園・陸上競技場
【見どころ】
戦い方の幅を広げるため、8日のトレーニングから取り組み始めた4-1-4-1の新フォーメーションでカターレ富山戦に臨むと、昨日のトレーニング後に話した片渕監督。片渕監督は、この布陣を昨年もアウェイ京都戦(第38節〇2-0)の終盤に採用し、貴重な追加点につなげました。キャンプで改めて時間を掛け、落とし込みが図られている4-1-4-1での戦いに注目です。
キャンプでのチームづくりも佳境を迎え、選手1人1人が90分戦うコンディションに持っていくことも、重要なテーマの一つ。7日のファジアーノ岡山とのトレーニングゲーム(45分×3本、●0-1)でプレー時間の短かった選手が、今回は長くプレーすることになりそうです。
4-1-4-1の中盤の底、アンカーポジションでの起用が予想される、ルーキーの秋山裕紀選手。正確な長短のパスを生かした配球で、チームの攻撃をどう組み立ててくれるでしょうか。
【コメント】~カターレ富山戦に向けて~
堀米悠斗選手コメント
「岡山との練習試合では、失点に絡むパスミスをしてしまったので、取り返さないといけない。気持ちをうまく切り替え、高知に戻ってからも良いトレーニングができています。
キャンプに来てから、特にマリノスの映像を個人的によく見て、サイドバックのポジションの取り方を研究しています。ただ高い位置を取るだけではなく、中に入ったり、いろいろアイディアはあります。富山との練習試合は1ボランチ(アンカー)になるので、その横のスペースをチームでうまく使わなければならない。チャレンジします。
(アンカーでのプレーが予想される秋山選手について)周りがよく見えていて、パスがうまい。それは、トラップがうまいからです。ボールを回す戦い方をするチームのボランチというイメージですね。簡単に周りを使ってくれるので、一緒にプレーしやすいです。
守備については、本人も認めていますけど、まだあまり得意とはいえない。だから、コーチングの声でうまく動かしてあげて、持ち味を発揮しやすい状態をつくってあげたいですね」
秋山裕紀選手コメント
「4-1-4-1のアンカーというのは、これまでやったことはありませんが、トレーニングでプレーした感じでは、ボランチ2人でやるよりもフリーでボールを持てるし、パスを受けて展開しやすいと思いました。自分の展開力を発揮して、良いアピールをできれば。
意識したいのは、どんどんボールを受けて、歩パスを散らすことと、ポジションをうまく取りながらバランスを取ること。チームの中心となるポジションだし、出る以上は年齢に関係なく、しっかりやりたいです。
(守備について片渕監督は、「持ち味の運動量でカバーリングに走ってほしい」と話していましたが?)足は速くないし、何度もスプリントできるタイプではありませんが、マサルさん(加藤大選手)の次くらいの走行距離は出ています。そこは高校(前橋育英高)で鍛えられました。走れる持ち味を出しつつ、アジリティーやボールを奪い切るところなど、自分の課題と向き合っていきます」
reported by 大中祐二