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ニイガタフットボールプレス

【高知キャンプリポート⑨】3年ぶりのキャンプに思うこと

2月12日(火)晴れ

 

■あふれ出る思い

競泳女子の池江璃花子選手が白血病だと公表したことを、早川史哉選手は午後のトレーニングが始まるまで宿舎で休んでいるときに知りました。同じアスリートとして、競技に向き合う池江選手の姿勢に強く共感、リスペクトし、SNSでの本人の発信もチェックしているという史哉選手は、「“信じられない、本当かな”という気持ちで、とてもショックだった」といい、午後のトレーニングも、「ずっとふわふわしていた」といいます。

今日の午後の練習は、正直、集中できなかったという史哉選手。さまざまな思いを噛みしめ、プレーしました

急性白血病からの復帰を目指し、3年ぶりに高知キャンプに臨んでいる史哉選手。当初、この件に関して、現時点でのコメントは控えたいということでした。その理由、考え方に、史哉選手の人間性がにじみ出ました。

「(病気の)経験者として、またサッカー選手として、自分には発言力があると思うからです。もちろん、協力できることはしたいですし、僕が一方的にしか知らないですが、何か支えられればと思いますが、あくまで彼女の戦いだし、変に外部が口を出すのは良くない。アスリートだからこそ、“すぐ復帰して、もう一回活躍する”というところをみんなが求めてしまいますけれど、そうじゃなくて、僕も経験したように、まずは病気と向き合って、本当に一歩一歩、いろんな思いをしながら進んでいかないといけないので。そこに、早急に何か軽い言葉を本人の了承も得られていないのに出してしまうのは、正直、彼女に対しても失礼だし、変に僕の発言が捻じ曲げられてきれいごととして片づけられるのも良いことだとは思えない。出すのであれば、しっかり正式な場で、(状況が)はっきり分かった上で話したい、そういう思いが一番です」

■2019年の戦い方が見えてきた

正式なコメントは、クラブから改めて出したいという史哉選手。3年ぶりのキャンプに、全力で取り組んでいます。

「サッカーがチームスポーツである以上、チームに帯同し、キャンプに来ることができたのは、本当にうれしいです。同時に、まだまだコンディションは上がって来ていないし、試合に出てチームに貢献できる状態ではない。悔しさ、情けなさを感じるし、ものすごい辛さもあります。それは、キャンプに来たからこそ味わえるもので、その分、今を過ごせている幸せがあります」

ユースの1学年後輩になる川口尚紀選手と、練習中に何やらずいぶん楽しそう。右サイドバックのポジションを競い、高め合う大切な仲間です

自分が今シーズン、どういう戦いをしなければならないか。キャンプに行けば見えてくるはずだと以前、話していた史哉選手。45分×3本で行われたおとといのカターレ富山とのトレーニングゲームでは、3本目に右サイドバックとして45分間プレー。キャンプのトレーニングゲームで、自分自身、最も長い時間プレーしました。そして見えてきたのは、「どんどんアップダウンを繰り返すサイドバックというより、うまく後ろからサポートしながら組み立てて、スムーズに相手陣内に入っていくサイドバック」というイメージ。

「今までの、動けるかどうかという悩みから、チームがやろうとするサッカーの中で、どうするかという話。去年のトレーニングでは、そこまで感じられませんでした」

一歩ずつ、前に進んでいる史哉選手。2週間後のシーズン開幕に向け、チームは調整する段階に入りますが、「自分は試合で使える動きの質を追求していきたい」といいます。ある意味、それは史哉選手に与えられた特権であり、それによって史哉選手のパフォーマンスがさらに上がれば、その分だけチームのトレーニングの質も確実に上がります。2019年のアルビレックスは、こうして一つになって、シーズン開幕を目指します。

reported by 大中祐二

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