ニイガタフットボールプレス

【レビュー】~明治安田生命J2第10節・東京ヴェルディ戦~「ヴェールを脱いだ吉永アルビ」

■明治安田生命J2第10節/△1-1東京V
■キックオフ/4月20日(土)14:03
■場所/味の素スタジアム
■入場者数/6,085人
■天候/晴、弱風、気温17.7℃、湿度43%
■ピッチ/全面良芝、水含み

【リザルト】
[得点者]〈新潟〉レオナルド(5分)、〈東京V〉端戸(65分)

【メンバー】
[新潟]4-4-2/GK:1大谷、DF:24川口、2広瀬、4大武、32新井、MF10加藤、17カウエ、18渡邊凌、8シルビーニョ(79分OUT)、33高木(86分OUT)、FW9レオナルド(82分OUT)、SUB GK30田口、DF15渡邊泰、MF20本間、40小川(86分IN)、FW11渡邉新、13フランシス(79分IN)、14田中(82分IN)、監督:吉永一明

[東京V]4-3-3/GK21上福元、DF2若狭、3近藤、5平、24奈良輪、MF6井上、38梶川(72分OUT)、7渡辺皓、9佐藤、19小池(78分OUT)、FW27コイッチ(46分OUT)、SUB GK1柴崎、DF17李、22永田、23田村、MF8内田、FW18端戸(46分IN)、30ヴァウメルソン(72分IN)、監督:ギャリー・ジョン・ホワイト

[審判]主審:松尾、副審:正木、若槻、第4の審判員:酒井

【サマリー】

■先制点に結びついた「前へ」の姿勢

吉永一明新監督となって初陣の東京V戦は、1-1の引き分けに終わった。監督交代から試合までの準備期間は4日。非公開のトレーニングで選手たちには一つの明快な基準が示された。ボールを失った瞬間、奪い返しに行く。その強度に変更のメスが入れられた。

もう一点。自分たちがボールを持って相手を押し込んでいるとき、サイドバックの立ち位置の修正が図られた。これまではカウンターに対するリスクマネジメントの観点から、ボールサイドとは逆のサイドバックは自重が求められた。しかし東京V戦では右サイドバックの川口尚紀と、左サイドバックに抜てきされた新井直人が同時に高い位置、かつワイドいっぱいにポジションを取ってパスの経路をつくる場面がたびたび見られた。できる準備は限られていたが、チームの変化の意志は、味の素スタジアムのピッチに確実に表れていた。

(残り 2240文字/全文: 3151文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ