ニイガタフットボールプレス

【第12節・山口戦コメント】加藤大選手「受け手をよく見てパスを出せた」カウエ選手「継続することで、願う順位に行ける」

加藤大選手コメント

「受け手をよく見てパスを出せた」

――特に前半、良い形でのインターセプトが非常に目立ちました。

「ボールを取られたとき、前の選手がすぐに引いてしまうのではなく、ボールにプレッシャーに行って、相手が下げたらまた違う選手が行く。そういう限定がしっかりできているからこそ、後ろもしっかり狙うことができています。これが監督の求めているサッカーですし、取られたあと、すぐに切り替えて取り返せば、相手のバランスも悪くて、自分たちの攻撃のアイディアを出しやすい状況が生まれる。そういう回数を、もっともっと作りたいです」

――ボールを持ったとき、スペースにパスするのか、足下でつなぐのか、その判断も非常に統一感がありました。

「出し手と受け手との関係で、相手をしっかり見てパスを出せるようになっています。遠くまでしっかり見えていて、それは周りの選手がディフェンスを迷わせるような立ち位置を取ってくれるから。それによって、ボール保持者が前を向く時間が増えているというのはあります」

――今週のトレーニングでは攻撃を急ぎ過ぎない、だめならやり直すというところにも取り組みました。そこは試合で出せましたか。

「今日は、あまりゆっくりボールを回すというシーンは作れなかったので、そこはもっとやっていきたいです。やっぱりサッカーは相手がいるスポーツなので、自分たちの思い通りにいかないことも絶対に出てくる。その中で、焦れずに我慢してやるというのは、さらに取り組んでいきたいです」

――4試合続けて引き分けということで、今日の試合に勝つかどうかによって、雰囲気が大きく変わる大事な試合だと位置づけていました。

「本当にこれをきっかけにして、いい波に乗りたいです。でも、まだ一つ勝っただけ。過信せず、目の前の試合に向けてしっかりやっていきます。このような長い連休で、年に数回しか新潟に帰って来られないようなサポーターもいらっしゃるでしょうし、その中で勝ち点3を取り切る試合ができたのは、本当に良かった。今後、もっとたくさんのみなさんにスタジアムに来ていただけるきっかけになれば、嬉しいです」

田中達也選手コメント
「簡単にボールを失わないように」

――非常に大きな勝利です。

「勝ったことは素直に喜んでいます。でも個人的にはゴールできる場面があったし、そこはしっかり反省しながら、個人としてもチームとしても一歩前に進みたいと思います」

――試合に入ったのは、しっかり勝ち切る、仕上げていくという局面でした。どういうプレーを意識しましたか。

「まずは自分がボールを取られないことです。そこは意識しました。少し、流れ的に簡単にボールを失っていた時間帯だったので。自分のところで取られないようにというのを考え、あとは守備に関しては相手にキープレーヤーがいたので、そこもかなり意識して試合に入りました。

多少、前半からピンチはありましたが、守備陣が頑張ってくれました。攻撃陣は僕も含め、もっとチャンスはあったので、3点目、4点目を決めていければと思いますが、今日は勝てたことが一番です」

――この1カ月は監督交代など大きな変化があっただけに、今日の1勝は非常にポジティブな意味を持ちます。

「今日はみんなで喜んで、でもオフ明けからは、またすぐに次の試合に向けての準備が始まるので。次の試合に勝たないと『まぐれだ』と見られてしまうし、チーム全体で引き締めて次に向かいたいと思います」

――今日の試合で、どのようなポジティブな変化、兆しがありましたか。

「守備はもともと、自分たちはやれると思っています。攻撃でボールを奪われないというところ、状況に応じてゆっくり攻めるというところを、今、目指しています。縦に速い攻撃は自分たちはできるから、スピードダウンしたとき、どう攻めるか。それが自分たちの課題で、今、築き上げている段階です。そこを、改めて今日の試合では感じることができました」

大谷幸輝選手コメント

「勝つことでポジティブになれる」

――後半、プレー機会が増えましたが、非常にミスを少なくできた手応えがあるのでは。

「いや、自分の中では、CKで出て処理できたな、という場面もあったので。出ないなら出ないで、そう判断してから良い準備はできたんですけど、結果的に出てキャッチした方が、より安全に対応できたかな、というのがあります。大武のクリアミスが飛んできて、それをはじいて、そのあと相手が自分にシュートをぶつけたような形になった場面も、はじいた場所は僕の中ではミスです。もっともっと危ない場面を減らせることができたと思います」

――監督が代わって初勝利。サッカーが変わる中で、複数得点、無失点での勝利は非常に大きな意味を持ちます。

「自分たちがやっていることに対して自信を持てます。トレーニングに対するモチベーションも上がります。やっぱり勝てば雰囲気は良くなるし、“もっともっと”とポジティブになれる。これを続けていくことが、チームがさらに良い方向に進むことにつながると思っています。次に向けて、また良い準備をしたいと思います」

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