ニイガタフットボールプレス

【レビュー】~明治安田J2第33節ヴァンフォーレ甲府戦~「ボールを動かし、時間をつくる」


■明治安田J2第33節/△1-1甲府
■キックオフ/9月21日(土)18:03
■場所/山梨中銀スタジアム
■入場者数/8,321人
■天候/曇、弱風、気温/21.1℃、湿度/70%
■ピッチ/全面良芝、乾燥

【メンバー】
[新潟]4-2-3-1/GK1大谷、DF32新井、5舞行龍、4大武、31堀米、MF6戸嶋、33高木、13フランシス(80分OUT)、8シルビーニョ(85分OUT)、11渡邉新(78分OUT)、FW9レオナルド、SUB GK30田口、DF28早川、MF17カウエ、18渡邊凌(80分IN)、20本間(78分IN)、40小川、FW19矢野(85分IN)、監督:吉永一明

[甲府]3-4-2-1:GK1河田、DF3小柳、22小出、6エデル・リマ、MF50田中、40小椋(74分OUT)、26佐藤、39内田、FW14横谷、9ピーター・ウタカ、29アラーノ(86分OUT)、SUB GK31岡西、DF34今津、4山本、MF2湯澤、11曽根田、FW19宮崎、17金園、監督:伊藤彰

[審判]主審:福島、副審:竹田、藤井、第4の審判員:川俣

【警告・退場】〈新潟〉なし、〈甲府〉なし

【得点者】〈新潟〉9レオナルド(11分)、〈甲府〉9ピーター・ウタカ(39分)

■勝ち越すチャンスはあったが

11分に得た3本目のCK。高木善朗選手が右足のインスイングで上げた左CKはクリアされます。これを高木選手が左サイドで拾い、少し持ち出してファーサイドに狙い澄ましたクロスを送ると、レオナルド選手が頭で合わせて先制に成功します。レオ選手は2試合ぶり、通算18点目のゴールでした。

リード後、チームは急ぎ過ぎることなくボールを動かします。コントロールしたのが高木選手、戸嶋祥郎選手のボランチ。ヴァンドーレ甲府のミドルサードでのプレッシャーが厳しくなかったことも、そうしやすくなった理由のひとつでしょう。

守っても前節の東京ヴェルディ戦から引き続き、セットした状態での安定感をチームは維持します。しかし39分、左サイドから深い位置にボールを運んだ横谷繁選手のクロスを大谷幸輝選手がパンチングし切れず、ピーター・ウタカ選手に押し込まれ、1-1で折り返しました。

後半立ち上がり、甲府の圧を受けますが、60分過ぎから盛り返して69分、70分に渡邉新太選手、71分、76分にレオ選手が決定機を迎えます。しかし、新太選手の2本のシュートは枠をとらえず、レオ選手の2本のシュートは甲府GK河田晃兵選手のセーブに遭って、勝ち越しならず。

オープンな展開となった終盤の89分、途中出場の宮崎純真の決定的なシュートは大谷選手がファインセーブで止め、1-1のまま試合は終了。2試合連続のドローで、4戦無敗としました。

(残り 1549文字/全文: 2677文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ