【インタビュー】~cmパスを操る男、秋山裕紀~(その1)
数メートルどころか、数センチの差、タイミングを計ってパスを通し、攻撃を組み立てる。2019年シーズン最後に登場したボランチが、そのキックに込める思いとは。そして精緻で多彩なそのパスは、2020年、僕たちをどんな高みへ導いてくれるのか。
■たくさんの学びがあった1年
――プロ1年目。秋山選手にとって、長かったでしょうか。それとも早かったでしょうか。
「早かったですね」
――試合に出るようになるまで、時間が掛かりました。だけど……。
「早かったです。シーズンの最後にようやく試合に絡めるようになって、でもすぐに終わってしまって、『もう?』という感覚です。
出ていなかった期間も、耐えて辛かったとか、長いという感じではなかったですね。もちろん悔しかったし、一日も早く試合に出たい気持ちはありました。でも、焦りがあったわけじゃないので。
自分がやるべきことをしっかりやろうと考えながらやれていたし、課題は毎日の練習から出てきます。それに対して、自分がどれだけ逃げずに、前向きに取り組めるか。それが、プロのサッカー界では一番大事なことだと思います。
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