【インタビュー】~cmパスを操る男、秋山裕紀~(その4)
数メートルどころか、数センチの差、タイミングを計ってパスを通し、攻撃を組み立てる。2019年シーズン最後に登場したボランチが、そのキックに込める思いとは。そして精緻で多彩なそのパスは、2020年、僕たちをどんな高みへ導いてくれるのか。
■ボールに触ってリズムをつくる
――第37節アビスパ福岡戦の後半最初から、カウエ選手に代わってボランチで出場。ついにデビューを果たしました。
「能仲さん(太司コーチ、今季限りで退任)からは、本当に毎日といっていいくらい、『試合に出ることが目的じゃないぞ。出て、自分に何ができるかが大事だから。その準備をしなきゃいけない。お前はまだ若いし、出る準備して、チャンスが来たときに物にできるかどうか。それで、世界が変わるから』と言われていました。
だからこそ、トレーニングを一日も無駄にはできなかったですし、毎試合ベンチ入りするつもりで、しっかり準備はしていました。メンバーに入ってないから、準備がおろそかになるっていうのは、絶対にしたくなかったので。
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