ニイガタフットボールプレス

【インタビュー】~2年目のジャンプ 新井直人~(第3回)

キャンプ中にプロ契約を勝ち取り、それから2週間後の開幕戦で先発デビュー。2試合目にはプロ初ゴールを決め、CB、両サイドバックで、大いなる可能性を示した。2020年、マルチな才能の飛躍の予感は強まるばかりだ。

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■プロとして

――昨シーズンのプレーの手応えを、どう感じていましたか?

「いろいろなポジションで出る中で、どこで出てもやれると思う一方で、だからこそ中途半端ではいけない、とも感じました。どのポジションに入っても、しっかりやれるだけの力を伸ばしていかないといけない。いろいろできていい部分と、もっとよくしないといけない部分と、両方を見ることができたのは大きいです。

プレーでいえば、クロスからのアシストですね。シーズンに入って、テーマのひとつにもしていたので。特に徳島戦のアシスト(第26節○4-0)は、その週のトレーニングでジェルソンが口酸っぱく言ってくれてたんですよ。クロスで狙うのはGKとDFの間じゃなく、もっとマイナスの部分だっていうことを。

早い段階でボランチとCBの間にクロスを入れろっていうのを、ジェルソンはずっと言ってくれていて。ヨルディ・バイス選手の特徴を考えてのことですね。それで1週間練習して、本番では特に狙って蹴ったわけではないですけど、体があそこにボールを蹴らせてくれたというか。あれは、本当に練習していたから出た形だと思います」

――それは、プロとしてサッカーをする醍醐味でもありますね。次の相手をどう倒すか。コーチングスタッフと相談しながら、1週間、それに特化して準備をして、それで結果を出す。

「だから、練習してきたクロスからアシストができて、すぐにジェルソンのところに駆け寄ったときのことをすごく覚えています。何か、僕自身が解き放たれた感がありました。何より、ジェルソンと一緒に喜べたのがよかったです」

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