【インタビュー】~2020年のフォルム 玉乃淳GMに聞く~(第2回)「先々にまで備えて、僕らは強化を進めなければならないです」
アルベルト・プッチ・オルトネダ監督のもと、新たなチャレンジが始まった2020年。チームを形作る上で大きな役割を担うのが、昨年12月に就任した玉乃淳GMです。「スペイン」という強力な共通項を持つ新ポストは、どのような化学変化をチームにもたらせるでしょうか。
■移籍市場で新潟が評価されるか
――今シーズンのチームを編成する上で、年齢のバランス、分布は考慮されましたか?
「多少は。ただ、最初にそこが基準としてありきではなくて。選手の移籍と獲得が進むにつれて、年齢的なところも考えながら選手選考しました」
――その結果、今季の編成はどのような地点に着地したのでしょう。
「今の新潟の立場を考えると、去年のレオナルド(現浦和)ではないですが、シーズンを戦いながら価値を高めて、対外的に認められる選手をどんどん輩出し、さらに底上げされることが重要です。そのための編成にできたと思っています。
クラブの財政、体力的なことを考えれば、今の僕たちは、J1の資金力があるクラブのように、完成した選手を買い集めることはできない。そういう意味では、若い選手が中心です。ただし、若ければいいというわけでもない。年齢が高ければ、チャンスがないというわけでもない。20代後半から30代の選手でも、サッカーがさらにうまくなることによって、市場価値も高まります。
今季、チームに属するすべての選手がクラブの資源、財産です。そこが、選手を見極める上でのポイントでもありました。若手、中堅、ベテラン。年齢に関係なく、伸びしろのある選手たちばかりが揃いました」
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