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ニイガタフットボールプレス

【春野短信】「ユーモア」

「6カ月後、われわれはバルサになっている。そして2年後、私は日本代表監督になっていて、君たちを代表に呼ぶから、ワールドカップで優勝しよう」

午前のトレーニング終わり。トレーニングを続けていくことで、前進できると伝えるために、アルベルト監督はユーモアを交え、選手たちに語り掛けました。

対照的に、トレーニング中は熱いゲキを何度も飛ばしていました。初めて雷を落としたともいえる熱気でした。

今日の午前は、これまでで最もうまくいかないトレーニングになりました。それだけ、条件設定が難しかったからです。

対戦形式で、一方のチームが後方からビルドアップするトレーニングは、すでにプレスががっつりはまった状態からスタート。だから、相手の守備に引っ掛かりやすいし、技術的なミスや判断ミスも出てしまう。そのたびに監督は笛を吹いてすぐにプレーを止め、細かく指示を出していました。

『われわれは、この状況では、こういうボールの動かし方はしない』。『この状況であれば、ここを見る』。『解決策は必ずあるので、アイディアを出していこう』。

うまくいかなかったのは、それだけ要求のレベルが上がったから。その結果、なかなか思うようにいきませんでしたが、監督は決していら立ったり、感情的になっていたわけではありません。監督の声はとても大きく、力がこもっていて、チームに情熱を注入していました。

そしていつもそうなのですが、監督は、「プレーを楽しんで。どんどんアイディアを出して」という言葉を、ことあるごとに選手に掛けるのです。プレーを、サッカーを楽しむ。これがチームの大原則です。

ボールの動かし方、プレッシャーの掛け方について、アルベルト監督はボードを使って細かく説明しました。

監督の説明に、選手たちも熱心に聞き入ります。

いざ、プレーすると、うまくボールが運べません。なかなか難易度が高かった。

このメニューが終わると、秋山裕紀選手はすぐに渡邊元治通訳を呼び寄せて、シルビーニョ選手と話し合っていました。こうした作業を繰り返しながら、チームは少しずつ完成度を高めていきます。

reported by 大中祐二

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