【春野ノート】「感謝の気持ち」
■私が新潟に残せたもの
その朝、トレーニングが始まる前の円陣で、カウエ選手ひとりが私服のままでした。そして、アルベルト監督は、選手たちにこう語り掛けました。
「私はチームに来て2週間だが、カウエというすばらしいプロサッカー選手と出会うことができた。チームの若い選手たちは、プロとして存在意義を証明し続けようとする彼から、多くのことを学ばないといけない。彼が在籍した1年半、良いときだけではなく、難しいときにもチームのためにすばらしいプレーをしてくれたことは、私より君たちの方がよく知っているはずだ。私はチームを代表して、心からカウエに感謝の気持ちを述べ、そして今後の幸運を願う」
続いてカウエ選手は、こうあいさつしました。「私は新しい挑戦をするために、このチームにやって来た。今、また新しい挑戦が始まる。この世界で生きていくので、またどこかでみんなに会えると信じている。本当にありがとう」。
あいさつを終えると、選手、監督、スタッフひとりひとりと握手し、ハグをして回ったカウエ選手。取材者の僕にも握手し、ハグしてくれました。
以下は、それからカウエ選手に取材して聞いた話です。クラブからリリースが出るまで記事化しなかったことを、どうかご理解ください。そして、話を聞いてからタイムラグがあることも、ご承知おきください。
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