ニイガタフットボールプレス

【春野短信】「あと2日!」

快晴で20度を越えた今日の高知。「暖かい」を通り越し、暑いくらいでした。1カ月におよぶキャンプも、残り2日。トレーニングで選手たちは、アップに続き、遊びの要素も強いパスゲームにトライしました。

ルールを説明するエウ・フィジコいわく、ピットブル(闘犬)役の2人につかまらないよう、横並びになった4人が手で横パスを回しながら、隙を見てボールを持って縦に走り抜けるのですが、なかなか噛み合いません。写真は縦に抜けようとする高木善朗選手をつかまえる、“ピットブル”の新井直人選手。思わず笑顔になっちゃってるところに、トレーニングの雰囲気の良さを感じ取っていただければ。

いたるところで笑い声が上がる中、「なんで君たちは条件をうまく利用しないのか⁉」と真剣に要求するアルベルト監督。そしてボールを抱え、背後へと最も巧みに駆け抜けていたのが、モリシュンこと森俊介選手でした。

ただ楽しいだけではありません。本格的なボールトレーニングになると、選手たちのモードは一転。監督が事あるごとに、「われわれが目指すサッカースタイルの上で、最も重要なトレーニング」と呼ぶポジショナルゲームでは激しい攻防と素早いボール回し、切り替えが見られました。

選手たちが3人目の動きをイメージできるように工夫されたシュート練習でも、やはり求められたのは強く、スピードのあるパス。

今季のチームが目指すスタイル、イメージ、コンセプトは、この高知でしっかりとチームに落とし込まれました。聖籠に戻り、さらにトレーニングを重ねて、アルベルト監督が求めるサッカーの確立を目指します。

reported by 大中祐二

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