【インタビュー】「すべてに期待し、満喫してください」~アルベルト監督の蹴球文化論(3)~

構築の途中にあるチームは、完成を目指しながら、勝ち点を積み上げていくことに挑戦します。アルベルト監督は、「キャンプで方向性を共有できた」と手応えを感じています。
サッカーにおいて個人の技術やフィジカル、戦術理解は大切です。しかしチームスポーツである以上、選手が互いに理解し合うことは不可欠です。一気に多国籍化が進んだ今季のチームを、アルベルト監督はどのようにまとめようと考えているのでしょうか。
■なぜ、速さにこだわるのか
――プレースピード、テンポについて、まだ上げる必要がありますか?
「そうです。ビルドアップの最初、後ろでパスを回すときのテンポに関しても、もっと上げなければならない。そしてボールを前に運び、フィニッシュを狙うべきエリアに入ったら、さらにギアを上げ、スピードアップして攻撃する。選手たちには、それを求めていきます」
――そうしたテンポやインテンシティについて、ブラウブリッツ秋田との練習試合では、前半45分間、とても良い部分が出せたと思います。キャンプ途中で後半は勢いが落ちてしまいましたが、シーズンが始まれば90分、貫くことが理想ですか?
「理想としては、90分続けたい。ただし、私が求めるプレースピードは、走るスピード、足の速さではありません。あくまでプレーのスピードとテンポです。そこは90分間落ちないよう、選手たちに求めたいですね」
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