【聖籠短信】「あらゆる準備を」
開幕のザスパクサツ群馬戦に向けて、高知から新潟に戻ってきたチームはトレーニングをスタートさせました。事あるごとに、シーズン序盤の大切さ、そして難しさを話してきたアルベルト監督は、この1週間、何にこだわって準備を進めていく考えなのでしょうか。
「正直、シーズン序盤のスケジュールは、チームにとって難しいものがあります。最初の4節のうち、3試合がアウェイです。しかしプロである以上、ホームであろうがアウェイであろうが、言い訳は許されません。常に良いプレーをすることが宿命づけられているのが、私たちの仕事です。
何よりありがたいのは、多くのサポーターがアウェイまで駆けつけてくれます。それによって、私たちはアウェイであると感じることなく、プレーすることができるでしょう。改めて、特にアウェイまで足を運んで応援してくださるみなさんには、感謝したいと思います。アウェイのゲームは難しいものですが、みなさんのすばらしい後押しを受けながら、良い開幕になるはずです。あとは、選手がその期待に応えるのみです」
高知から新潟に戻っての最終準備。昨年もそうでしたが、雪に悩まされることなく、ピッチでトレーニングできるのは何よりです。勝利のために、あらゆる準備が進められていきます。
高知キャンプでは立派なひげをたくわえていた舞行龍選手。すっきり剃って、別人のような風貌でトレーニングに打ち込んでいました。
フィジカル、ポゼッション、オーガナイズとカウンターという複数のテーマが込められたトレーニングメニューは、強度の高いものでした。
ペナルティエリアを2つ、くっつけたスペースでのミニゲーム。マウロ選手、大本祐槻選手が積極的にシュートを狙います。2人ともDFですが、「ゴールに向かって、前へ」の姿勢は、チームで共有されるものです。
reported by 大中祐二