遠距離恋愛サポは切り捨てられてしまうのか(J論)

ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~聞かせて、オスカル・コーチ!~(第1回)「リーグ中断に適応する」

アルベルト監督の隣に立つ、オスカル・エルナンデス・コーチ。ときにはエウ・ガヴィラン・フィジカルコーチも交え、彼らが熱心に対話する光景を、さまざまな場面で見ることができます。今季のチームづくりを推し進める上で、最重要な意味を持つコーチングユニットのひとり、オスカル・コーチに話をうかがいます。

■負荷は高めに

――これは、『ニイガタフットボールプレス』というWEBマガジンのためのインタビューになります。

「はいはい、知ってますよ。記事を訳してもらって、いつも読んでます」

――おお、ありがとうございます! まず、うかがいたいのですが、新型コロナウイルスの感染予防、拡散防止のためにJリーグが中断となりました。コーチの立場で、どういう難しさを感じていますか?

「このような状況は、もちろん予想してはいませんでした。ですが、こうなったことは変えられない。私たちは、より良い形で状況に適応していくのみです。

今、チームが取り組んでいるのは、あたかも公式戦が予定通り続いているかのように、週間スケジュールを繰り返すことです。それによって、選手たちがシーズン中のトレーニングのリズム、生活のリズムを保つ。そういう試みです。

それから、選手たちがリラックスし過ぎないための工夫ですね。メニューに応じて、プレーするスペースや時間を調整しながら、トレーニングの負荷を若干、高めています。それによって、選手たちが意識を高く維持してくれることを期待しています」

――そうした取り組みの効果もあって、良いレベルのトレーニングを重ねられているのではないでしょうか?

「先週のトレーニングに関しては、いろいろな状況があったので、コメントするのは難しいです。2日間のオフを挟み、今週のトレーニングへの選手たちの取り組みは、とてもポジティブに感じています。

2日間の休みを入れると、オフ明けのトレーニングではプレーの質が下がりがちです。しかしわれわれは真逆で、すばらしいプレーが随所に見られています。リーグが中断している間のチームの方針を選手たちが理解し、良い形でトレーニングに臨んでくれている証しです」

先週はリーグ中断や突然のひょうで練習が室内に変更されるなど、不規則にならざるを得ないところがあった。

――先週のトレーニングに関してコメントするのが難しいのは、リーグの中断や急な冷え込みといった、イレギュラーな出来事が重なったからですか?

「そうです。開幕戦に勝利し、そこから継続して公式戦に挑むため準備しようとした矢先に、3試合が延期になるという、とても大きな変化があり、突然、ひょうが降って、トレーニング内容を大きく変更せざるを得ない日もありました。いろいろな点で、先週のトレーニングは不規則なものでした。

それでも2日間のオフに入る前の紅白戦で、選手たちは気の緩みを見せることなく、高いレベルのプレーを見せてくれました。もちろん今週の実際と、予定通りに松本との第2節、千葉との第3節が行われて過ごしたであろう1週間とは、どうしても違いが出てしまいます。でもそれは新潟だけのハンディではなく、Jリーグすべてのチームが直面している状況なのです」

――2日間のオフで、チームはポジティブな形でリセットできたのではないでしょうか。それが、今週のトレーニングのプレーを見て感じるところです。

「その通りです。今週に関しては、木曜にトレーニングゲームを組んでいます。ですから、月、火、水と3日間トレーニングしてゲームに臨むわけですが、最初の2日間は負荷を高めにトレーニングし、試合前日の水曜は負荷を下げ、リスタートの確認などをするという、リーグで公式戦に臨むのと同様のプランニングです。そして初めに話したように、リーグが中断されているため、通常に比べると、若干、トレーニングの負荷を高めにしているのです」

(つづく)

【プロフィール】OSCAR HERNANDEZ Romero / 1975年5月19日生まれ、スペイン出身。名門FCバルセロナの育成部門でスカウトやコーチ、国外でのバルサのキャンプスクールのディレクターなどを務め、その活動の一環で久保建英(マジョルカ)を見い出し、「ラ・マシア」と呼ばれるバルサの下部組織に進む道へとつないだ。昨年12月24日、2020年シーズンのトップチームのコーチに就任することが発表された。

text by 大中祐二

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