ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】「未来のカタチ」~小島亨介選手インタビュー・第3回~

アルベルト監督による開幕戦での抜てきは、大きな驚きでした。しかし、ゴールを守ることにプラスされるものを考えると、今季のチームが目指すスタイルが浮かび上がってくる。相手の攻撃に最後に立ちはだかり、相手を攻撃する最初のパスをつなぐ。2020年、新潟のGKが進化します。

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■判断を変える

――昨シーズン、大分トリニータで求められたGKのプレースタイルは驚きでしたか?

「びっくりしましたね。もちろん試合の映像を見て、ある程度、予想はしていたんですけど。でも、ここまでペナルティエリアからGKが出るのか、と。

それでいざ練習でやってみると、プレッシャーの掛かり方、見える景色が全然違う。最初は慌ててしまって、自分がボールを持っても、まるで余裕がないんです。『これは、判断を早くしないとやっていけないな』と思いましたね。

練習を重ねていくと、徐々にプレッシャーを感じなくなりました。相手が自分のところに食いついたら(ボールを奪いに来たら)、必ずどこかが空くので、それを利用してどう組み立てるか、考えられるようになっていったんです。去年の大分での経験は、かなり大きいですね。間違いなく、今の自信につながっています」

――昨シーズン、試合出場はカップ戦2試合でしたが、数字には表れないやりがいがあった。

「ありました。練習を通して、自分が成長しているのをかなり実感していました」

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