ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】「未来のカタチ」~小島亨介選手インタビュー・第4回~

アルベルト監督による開幕戦での抜てきは、大きな驚きでした。しかし、ゴールを守ることにプラスされるものを考えると、今季のチームが目指すスタイルが浮かび上がってくる。相手の攻撃に最後に立ちはだかり、相手を攻撃する最初のパスをつなぐ。2020年、新潟のGKが進化します。

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■理想の守護神

――昨シーズン、大分で学んだことを、今シーズンの新潟で生かす。取り組みがいのあるテーマですね。

「求められることはチームによって変わりますが、大分で去年やってきたことは、間違いなく新潟で生きると思います。

大分では、厳しい状況を再現しながらのトレーニングでした。常にプレッシャーを受ける状態で、タッチ制限があったり、相手が前から連動してボールを取りに来たとき、どうはがし、組み立てていくか、だったり。

だから練習試合になれば、かなり余裕を持ってプレーできる。そうした練習の積み重ねが、いまにつながっています。

ただ、繰り返しになりますけど、大分と新潟では監督が違うから、求められるものも違ってくる。アルベルト監督もつなぐことを要求しますが、大きなリスクを負ってまで、というわけではない。だから大分時代よりもロングフィードを混ぜながら、うまく蹴り分けることを心掛けています」

――大分は、相手を引き込んではがすところから攻撃が始まる面もありますからね。

「引き込んで、背後に生まれたスペースをどう使うか。攻撃のスイッチでした」

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