【躍動の季節】~成岡翔が語る2013年~Vol.2「鳥栖戦の3点は大きかった。チームにとっても、あいつにとっても」
いまこそ、あの1年の激闘をレジェンドが振り返る――。アルビの本質に迫るスペシャルインタビュー第2弾は、昨季限りで現役を引退した成岡翔さんが登場。2013年を語ります。2回目は、この年、ゴールを量産してリーグを席巻するストライカーの覚醒について。
■クロスと自分のタイミングが一致して
――2013年シーズン、試合終了間際に柿谷曜一朗選手に決められて惜敗した開幕のセレッソ大阪戦から4節まで、チームは1分け3敗。その間の柳下正明監督(現ツエーゲン金沢監督)は、どのように映りましたか?
「少しピリピリしていた印象はありますね。ちょっと強い口調になることもあったり。でも、そんなに悲観的でもなかったんじゃないかな」
――やろうとするサッカーへの、手応えがあったから?
「おそらく、そうだと思います。ヤンツーさんは、とてもはっきりしている監督です。やるべきことと、やってはいけないことをストレートに伝えてくれるので、選手としても分かりやすい。自分たちはこれをやり続けるんだ、これはやってはいけないんだ、という理解を深めながら試合を重ねられたと思います」
――ご自身はシーズン序盤、何を意識しましたか?
「やっぱり、ハードワークですね。ただ、それが大前提ではあったんだけれど、そこをやりながらチームとしてレベルアップしていかないといけないというのも感じていて。そのために、自分の強みである攻撃のところでチームを落ち着かせたり、チャンスをつくったり、というのを意識していました」
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