【飛翔の季節】~松尾直人が語る2004年2ndステージ~ Vol.4「試合前から『ストーリーできてるんちゃうか?』という感覚があった」
レジェンドが語る、あのシーズン。第四弾は、アルビレックス新潟が初めてJ1で戦った夏、ヴィッセル神戸から期限付き移籍で加入した松尾直人さんが登場。2004年セカンドステージを語ります。今回は念願のホーム初勝利、そして新潟県中越地震についてうかがいました。
■ここはホームではない
――チームがJ1でホーム初勝利を挙げたのが、9月23日に行われた2ndステージ第6節サンフレッチェ広島戦(○3-2)。この試合の前半40分に足首を痛めた直人さんは途中交代しました。ここからチームは4連勝しますが、1カ月後の10月23日に新潟県中越地震が発生。直人さんが試合に復帰したのは、11月6日の2nd第12節ガンバ大阪戦で、万博で大敗した試合(●3-6)でした。
「ありましたねえ。あのころのガンバって、誰がいたのかな? アラウージョとか?」
――いや、アラウージョがG大阪でプレーするのは翌年ですね。前年ブレイクした大黒将志選手(前栃木SC)とフェルナンジーニョ選手(現ガイナーレ鳥取)が前線にいました。
「そうか……あとはシジがいたんだ(シジクレイ。2004年、ヴィッセル神戸から加入)。正直、この試合のことは、あまり覚えていないですね。国立の柏戦(2nd第11節●1-3)はよく覚えているんですけど」
――震災の影響でビッグスワンが使用できず、旧国立競技場で行われたホームゲームでしたね。
「これはひどい試合でした。あのときは、練習は新潟でやってなかったんちゃうかな?」
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