【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第3節・金沢戦~「守備を引き締め、攻撃はより大胆に!」vol.3
ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす新企画。第2弾はホーム開幕の第3節・金沢戦について、成岡翔さんとの感想戦です。幸先よく先制しながら、およそ想像できない形で決着した、この試合。「修正点はあるけれど、いいところもたくさんあった」と成岡さんは見ています。
■僕がいたときの新潟とは違います
――第3節(●3-5金沢)、相手チームを率いたのは、新潟に縁の深い柳下正明監督でしたが、金沢のサッカーはどのように映りましたか?
「やっぱり守備は人に来るんだな、という印象です。特に前半はいい守備をしていて、新潟も苦しんだと思います。雨が降ってスリッピーなピッチ状態で、無理やり前にボールを付けようとしても寄せが早いから、新潟のミスが出てマイボールにされる展開が続いていました。そういう試合になる辺りが、実にヤンツーさん(柳下監督)らしい。ポゼッション自体は新潟の方が高かったですが、前線にボールが入ったところで金沢にボールを奪われ、カウンターからのピンチもありました。金沢は、非常にヤンツーさん的なサッカーをしていましたね」
――ある意味、狙いが真逆なチーム同士の対戦で、ポゼッション、カウンター、どちらでペースを握るのか、という試合でした。強い雨が降り続けた影響はあったと思いますか?
「本来は雨でもやれるサッカーなんですよ、新潟からすれば。パスするとき、ボールが走るから。そこで金沢を圧倒できなかったということは、ボールを扱う技術的、戦術的な問題があるのかもしれない。それは見方を変えれば、のびしろだと捉えることもできます。チームはさらに完成度を高めていける」
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