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ニイガタフットボールプレス

【コラム】ニイガタはバルサの夢を見るか?vol.1「これから皆さんの眼の前で」text / 横井伸幸

新たに始まった本コラム。イメージは「東京→バルセロナ→新潟」の壁パスだ。ディープなバルセロナの人脈と造詣を持つ筆者に、アルベルト・プッチのアルビレックスはどう映るのか? パスのアングルを変えるとき、今季のサッカーの新しい豊かさと魅力が見えてくるだろう。

■直接聞くのが一番だけれど

ニイガタフットボールプレスの読者には大変申し訳ないのだが、僕はアルビレックスのことをよく知らない。現場で取材したことは過去一度もない。

なのになぜここで筆を執ることになったのかというと、本サイトを主宰する大中さんの仕掛けに乗ったからだ。

僕は以前スペインのバルセロナに住んでいた。フリーランスになる前はある会社に勤め、日本のサッカー誌向けの原稿を現地のスポーツ紙記者に発注して翻訳する仕事をしていた。大中さんとはそのとき知り合い、いまも折に触れて目をかけてもらっている。余談だが、僕が記名で書いた最初の記事はリーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリーの怪物会長ヘスス・ヒル(故人)に関するもので、大中さんプロデュースだった。

さて、昨年の秋のことである。久方ぶりに大中さんから連絡があり、バルサと関係があるというアルベルト・プッチとはいかなる人物かと聞かれた。

彼がバルサの育成部門にいたころ、僕はカンプノウスタジアムに足繁く通い、トップチームに関する情報を細やかに仕入れていた。アルベルト・プッチの名はどこかで耳にしていたはずだ。が、覚えていない。そこで資料を集め、現地の知人にも助けを請い、この記事を書いた。

書きながら俄然興味が湧いてきた。

育成を得意とする彼がシニアチームの監督を引き受けたのはなぜ? 純粋にキャリアアップのため? アメリカで「The Albert Puig Football Concepts」の名の下提供しているコーチ向けのオンライン学習プログラムの実効性を証明したいという気もあった?

スペインではクラブは中・長期的計画(プロジェクト)を示して監督を誘うものだが、アルビレックスには何と言って口説かれた?

本人に直接聞くのが一番良いに決まっている。しかしいま監督に対面インタビューを申し込んだところで受けてはもらえる状況ではない。

ならばと大中さんに提案された。

インタビューが実現するその日に向けて、読者の眼前で準備を進めていくのはどうかというのだ。

「アルベルト・プッチのアルビレックス」を観察し、感じたことや問いたくなったことをここに記していつか監督にぶつける。アルビレックスに疎いからこそ気付くこともあるかもしれない――。

そんなわけでニイガタフットボールプレスの片隅にしばらくお邪魔することになった。

初めての試みなのでどんな風に展開していくか自分でもわからないけれど、「サッカーは観る人を楽しませるショーであるべき」というヨハン・クライフの言葉を僕は心に留めている。

この連載も楽しんでもらえるものにしたい。

[筆者プロフィール]Nobuyuki YOKOI / 愛知県出身のライター。90年代後半と2000年代初めの通算8年間をバルセロナで過ごし、現在は東京を拠点にスペインサッカーを追いかける。Number Webに「リーガ・エスパニョーラ最前線」を連載中。

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